吉祥寺だけが住みたい街か、東京だけが住みたい街か?

地方都市に住んでると、東京は夢の国のように見えます。

東京のおしゃれだったり楽しそうなスポットをテレビで見るたび、テレビドラマの中でキラキラしたものに囲まれてる登場人物たちを見るたび、そして地元テレビ局の番組と比較するたび「ああぼくが住んでる町は田舎なんだな」と思ってしまいます。

中でも吉祥寺なんてのはすごくおしゃれな人たちが生活してそうなイメージのする街のひとつです。

そんな世間の風潮の中、「他にもいいとこいっぱいあるよ」と「吉祥寺に住みたい」という客に毎回双子のゆる〜い不動産屋さんが訴えるのがこの漫画でした。

昨年、出張で東京に行く機会に恵まれたので、空き時間を利用して散々煽られて気になってたブルーボトルコーヒーを飲みに清澄白河と、春画展目的で永青文庫目指して目白台をブラブラしました。東京に観光に行くことはこれまでもありましたが、どちらも今まで行ったことがないエリアだったので「ああこんな街もあるのね」ととても楽しく観光させてもらいました。住んでる人たちの生活の息づかい、みたいなのが感じられて楽しかったんです。

このマンガもそうなのですが、引越しを考えてるお客さんが双子に連れられてブラブラしながら自分の五感でそれぞれの街を楽しむんですよね。

「あーメディアに踊らされちゃダメだよなー。」って改めて思いました。

これはなにも東京に限った話でないですよね。テレビを見た街と比較しながら我が町を見てげんなりするんではなくて、我が町特有のいいところを見つけて愛してあげないといけないよね。と思わされました。

昨日ニュースで見かけたのですがイオングループも今年は各地域の独自性を強く出していくそうですね。「どこの街行ってもロードサイドにイオンがあって景色が皆一緒」という揶揄からの脱却ってことですかね。

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うちの奥さんはイオン教の信者で、どこに旅行行ってもイオンがあれば「ライフラインは確保できた」と安心する感じなので、各街でイオンが個性を発揮するのはすげー楽しみです。