アニメ『SHIROBAKO』を観て泣いた…夢と現実とやりがいとワークライフバランス問題が描かれてたから…

こんにちは、りとです。今日は最近観たアニメについて語ります。

以前、ブログ友達の円野まど (id:ma-corpus)さんに

f:id:rito-jh:20171219174818p:plain

って言われたことがあったんですよ。

しかしぼくは

f:id:rito-jh:20171219174850p:plain

だったのです。

気になってAmazonプライムビデオで検索してみると。

出てきた。

これは運命、もはやデステニー!

と思いまして見はじめました。

そして泣きました。

 ちょっと前のお話なので、ご存知の方も多いかもしれませんが、さらっとあらすじをご紹介しますと、タイトルになっている「シロバコ」というのは、映像業界で出来立てでまだ放映されていない番組のテープをさす用語で、このアニメはアニメ業界のお話なんですね。

物語の軸になるのは5人の女の子で、彼女たちは高校のアニメ同好会の先輩後輩で、物語はみんなで作った自作アニメを文化祭で放映するシーンから始まります。その後高校を卒業した5人は、それぞれ「制作進行」「原画」「声優」「3DCG」「脚本」の分野でアニメに関わる道を歩み始めるのでした。

というお話なんです。

ですが、物語がもうなんというか組織に所属してたら「あるよねー!」って話てんこ盛りなんですよ。

ぼくはここでホロリとした

・会議の時間がおかしい

制作進行として働く主人公のあおいちゃんが務めるアニメ会社は一応勤務時間があるようです。しかし、平気で打ち合わせ会議とかが夜の11時とかだったりします。泣けます。

・いつもフラフラだけど夢のために頑張ってるシーンの連続

スケジュールはいつもパンパンのギリギリで、精神的に追い詰められてるシーンが連続です。しかしあおいちゃんは「いつかアニ研のメンバーでもう一度アニメを作りたい!」という思いを胸に走り続けます。泣けます。

・現実逃避でやってくるお姉さんにシンパシー

実家からあおいちゃんのお姉さんが東京に訪ねて来る話があります。顔には出しませんが、お姉さんはお姉さんで社会に疲れています。泣けます。

・自分たちのせいじゃないミスで頭を下げる

外注した仕事がうまく回らず、そのせいで別の会社に頭を下げるシーンがいっぱい出てきます。思い当たることが多すぎます。泣けます。

・ホウレンソウの不徹底から来るミスがリアル

スケジュールパンパンのせいで、縦や横との情報の共有がままならず、ちょっとした行き違いから大きなトラブルになる話がいくつか出てきて実体験に重ねて背筋が凍ります。泣けます。

…と、挙げたらキリがないのでそろそろこの辺にしときますが、なんというか胸がキューっと締め付けられるお話の連続です。

なのに…

彼女たちを応援したくなる気持ちは何なのか?

ぼくは普段から、仕事は人生の「一部」であって「全部」じゃないと思っています。

なので「いかに生産性を上げて結果を出しつつ、仕事に従事する時間を減らすか」を常に考えています。

ぼくにとってこの物語で描かれる働き方は「悪」のはずなんです。

もちろん、「創造活動」が「効率」から一番遠いってのもわかるんです。でも、ギリギリの仕事環境の中「夢や憧れ」を燃料に頑張って頑張りすぎて擦り切れちゃったりすることあるじゃないですか。

なのに感動してしまうんです。

このマインドは一体何なんでしょう?もうちょっと自問自答してみたいと思える、そんな作品でした。

この出会いをぼくは「まどの天啓」と呼ぶことにします。

shirobako-anime.com