読書
人類がAIに支配され、虐げられてるとも感じずヌクヌクと暮らしつつ、いつの間にか人間としての尊厳を奪われてるってディストピアものは今や世間に多くあるかと思いますが、こんな痛快でコメディで下ネタなお話はなかなかないのでは!?って思わせてくれた楽…
帯に「不動産ミステリー」って書いてありましが、これはもはや「不動産ホラー」なんじゃないかと思ってしまいました。 あまりに怖過ぎて、早く真相が知りたくてものすごい勢いで読み切ってしまいました。 ジャンルとしては「小説」でいいのでしょうか?主人…
すごく面白いミステーリ小説を読みました。 まさにハラハラドキドキ、こんなにエンターテイメントとして楽しませてもらったのは久しぶりだなと思うくらい、特に後半は時間を忘れて読んでしまってたいへんでした。 知念実希人さん著の『硝子の塔の殺人』です…
ぼくらみたいな日々ネットを使って情報収集したり、なんなら個人で情報発信までしちゃうような人ならだれでもハマりそうな物語の小説を読みましたので今日はその感想を書こうと思います。 誉田哲也さん著の『背中の蜘蛛』です。 以下、あらすじ紹介程度のネ…
思わず一気読みの小説にまた出会ってしまったので今日は感想を書こうと思います。 薬丸岳さん著の『ブレイクニュース』です。 あらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気をつけください。 ブレイクニュース (集英社文芸単行本) 作者:薬丸岳 集英社 Amazo…
今日は今村翔吾さん著の小説『じんかん』を読み終えたので感想を書こうと思います。 「あーやばい、ページめくる手が止まらん」ってところまでのあらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気をつけくださいね。 じんかん 作者:今村翔吾 講談社 Amazon 舞台…
今週のお題「読書の秋」 今日はぼく的にこの秋1番の小説の感想を書こうと思います。 カズオ・イシグロさん著の小説『クララとお日さま』です。 クララとお日さま 作者:カズオ イシグロ 早川書房 Amazon 以下、あらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気…
今日は続きが気になって一気読みしてしまった小説の感想を書こうと思います。 あらすじ紹介程度のネタバレがありますんでお気をつけください。 今村昌弘さん著の『凶人邸の殺人』です。 兇人邸の殺人 屍人荘の殺人シリーズ 作者:今村 昌弘 東京創元社 Amazon…
小学校の教室の後ろの棚って、自由に読んでいい本が並べてありませんでした? 歴史の漫画とか偉人の伝記とか、でも結局『はだしのゲン』を読んじゃってた記憶があります。 そんな棚にある小説で「面白くて最近ずっと読んでる小説があるんだ」と小3の娘が教え…
森友事件ってあったじゃないですか。 あれがぼくはすごく怖かったんですよ。 報じられてることが本当であれば、国家規模で嘘を貫こうとしているってことで、今後何を信じていけばいいかわからなくなるって話ですよね。 この件は、一瞬桜を見る話にとって変わ…
今年もまだ折り返しを過ぎたところではありますが、今年の個人的ベスト作にノミネートする小説に出会いました。 陳浩基(ちん・こうき)さん著の小説『網内人』です。 網内人 (文春e-book) 作者:陳 浩基 文藝春秋 Amazon 以下、あらすじ紹介程度のネタバレが…
今日は柴崎友香さん著の小説『待ち遠しい』を読んだ感想を書こうと思います。 あらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気をつけください。 待ち遠しい 作者:柴崎 友香 毎日新聞出版 Amazon アラフォー独身女性が主人公 このお話の主人公である「春子」さ…
小説で久々に泣いてしまいました。 恋人が不治の病で余命幾ばくもなくて感動する系ではなく「良かったねぇ!」って涙が込み上げてくる小説を読んでしまいました。 青山美智子さん著の『お探し物は図書室まで』です。 お探し物は図書室まで 作者:青山美智子 …
ドキドキハラハラな推理小説を読みました。 香港出身の小説家、陳 浩基さん著の『13・67』です。 13・67 作者:陳 浩基 発売日: 2017/09/30 メディア: 単行本 香港が舞台の物語なんです。 「ロー」さんという香港警察の警視が、とある大企業の社長殺害事…
今日は森田創さん著の『MaaS戦記』という本を読んで思ったことを書こうと思うんですが、この本が面白い構造になっていて、本の内容についての感想というより、この本を読んでの読書体験について書きたいなーと思います。 MaaS戦記 伊豆に未来の街を創る 作者…
皆さん「アイヌ」と言えば何を思い出します? 最近だと「ゴールデンカムイ」がパッと浮かぶかと思いますが、ぼくくらいの世代だとサムライスピリッツのナコルルって方も少なくないのではないでしょうか? そんなアイヌをテーマにした小説を読んだ感想を今日…
今日は将棋のプロ棋士の話を描いた『盤上に君はもういない』という小説がとても面白かったので感想を書こうと思います。 帯に「全員号泣!」と書いてる通り、ぼくもウルっときました。 あらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気をつけ下さい。 というか…
すごくワクワクする小説を読みました。 塩田武士さん著の小説『デルタの羊』です。 デルタの羊 作者:塩田 武士 発売日: 2020/10/07 メディア: Kindle版 ぼくがこのブログで読書感想記事を書く際、あまり著者さんのデータとかは記載せず、あくまで「ぼくがど…
年末年始にめっちゃ面白いミステリー小説を読んだので感想書きます。 ジョン・グリシャム著の『「グレート・ギャツビー」を追え』です。 「グレート・ギャツビー」を追え (単行本) 作者:ジョン・グリシャム 発売日: 2020/10/07 メディア: 単行本 日本では「…
今日は坂本司さん著の小説『アンと愛情』を読み終えたので感想を書きます。 アンと愛情 和菓子のアン 作者:坂木 司 発売日: 2020/10/21 メディア: Kindle版 いつも通り、あらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気をつけください。 …といいつつ、この小…
今日は奥田亜希子さん著の小説『青春のジョーカー』を読み終えた感想を書こうと思います。 青春のジョーカー (集英社文庫) 作者:奥田 亜希子 発売日: 2020/12/18 メディア: 文庫 この小説、10代男子の傷を的確に抉ってきます。 「あーそれわかるー!」「身に…
今日は読んでて苦しくなるけど、その苦しさを味わいたいっていうか、その苦しさが刺激でシュワシュワ来るっていうか、そういう炭酸水みたいな小説を読んだので感想を書きます。 カツセマサヒコさん著の小説『明け方の若者たち』です。 明け方の若者たち (幻…
今日も今日とて面白い本を読んだので紹介させていただきます。 まけもけ (id:make_usagi)さん著の小説『魚雷人間』です。 魚雷人間 作者:まけもけ 発売日: 2020/10/24 メディア: Kindle版 ぼくがこのブログで読書感想を書く時は、あらすじ紹介程度のネタバレ…
方々で話題になってて、都民でもないのですが気になったので読んだらすごい本でした。 女帝 小池百合子 (文春e-book) 作者:石井 妙子 発売日: 2020/05/29 メディア: Kindle版 著者さんが4年かけて周辺の人へ聞き込みを行った結果集まった声と、そこから見え…
めっちゃエンターテイメントな推理小説を読みました。 アンソニー・ホロヴィッツさん著の小説『カササギ殺人事件』です。 あまりにワクワクしながら読んだのですが、この作品の魅力をお伝えするためには物語中盤、ちょうど下巻の冒頭にあたる部分に明かされ…
前回60歳になった時の話をしたばかりだというのに今日はぼくは10歳だったということに気がついたお話をしようと思います。 きっかけは加藤締三さん著の『「大人になりきれない人」の心理』という本を読んだことでした。 「大人になりきれない人」の心理 (PHP…
今日も週一で更新してるオリジナル漫画の続きをご覧ください! グランピレパ物語99話 この作品は、しぐれアニキ(id:nagatakatsuki) 主催の「PFCS」という「参加者それぞれが国とキャラを創作して互いに交流する企画」に参加させてもらって描いてます。 現在…
興味深い本を読んだんですよ。 『アメリカインディアンの教え令和新装版 子どもを伸ばす魔法の11カ条』という本です。 アメリカインディアンの教え令和新装版 子どもを伸ばす魔法の11カ条 作者:加藤 諦三,詩 ドロシー・ロー・ノルト 発売日: 2020/03/18 メデ…
またしても面白い小説を読んでしまったのでご報告させていただきます。 野崎まどさん著の『タイタン』です。 タイタン 作者:野崎まど 発売日: 2020/04/21 メディア: Kindle版 以下、あらすじ紹介程度のネタバレありで書きますので、よかったらお付き合いくだ…
今日は三浦しをんさん著の小説『愛なき世界』を読み終えたので感想を書きます 愛なき世界 作者:三浦しをん 発売日: 2018/10/26 メディア: Kindle版 三浦しをんさんといえば「舟を編む」とか「まほろ駅前多田便利軒」とかで有名な方かなー?と思います。 ぼく…