先日、ディズニーアニメにはタバコを吸うキャラがもう出なくなる的なニュースを目にしました。
時代の流れ的にタバコを吸う人はさっぱりかっこよくないっていうか、印象が良くない感じになってきてるんですね。
以前、アニメのNANAが放送された時も「未成年の喫煙シーンがある」となんか苦情が来たみたいなニュースがあったような記憶がありましたね。そーいえば。
ファンタジーの世界に現実世界の倫理で文句言っちゃう風潮は、ファンタジーより現実をとことん優先してきた現代社会の弊害なのかなー?なんて思ったりもしますが、一方でとことんファンタジーより現実を直視してきた日本は、世界で一番貧困と犯罪の少ない国になったわけでして、このへんどっちがいいのかなー?って思うところです。ただ「幸福度」とか「満足感」は今の日本は低いみたいなので、その辺くらいの調節は必要なのかな?なんて思います。
さて、絵の世界には「寓意」ってやつがありまして、「寓意」ってのは絵の中に隠された暗号みたいなもんでして、キリストを崇拝しちゃいけない空気の中で「それでもぼくは崇拝してます」て意思表示をするために見る人が見ればわかるキリストを連想する暗号を書き込んだりする文化があるわけですね。
サーモンは「キリスト」
ワインは「血」
白いユリは「乙女の純潔」
天秤は「審判」みたいな。
10年位前にダヴィンチコードが流行った頃、この寓意ってのがすげー流行ったことをぼくと同世代以上の人は昨日のことのように覚えてることかと思います。
で、不勉強なぼくが最近新たに知った寓意が「タバコ」なんです。
どうやら絵の中にタバコを吸ってる男性が出てくると「オネーさんとの危険な火遊び」を表現してるそうなんです。
ほほー。
エロいですねー。
と同時に、子供の頃からタバコ吸ってるキャラに感じる色気ってここからきてるのかな?なんて納得したりしました。
そりゃ色男のサンジがタバコ吸ってるのも納得ですね。