Siriをこれ以上進化させると大変なことになると思わされる映画!

ゴールデンウィークは近所のゲオが準新作も80円でウハウハです。もともとゴールデンウィークって名前の由来もこの期間が盆正月より映画の興行収入が上がったのがきっかけだったはずなので、原点に戻って映画見るしかないですね!

んで今日だらだら語るのは、普段からITなガジェットに囲まれてる人は刮目した方がいいかもしれない映画です。 

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主人公のセオドアは、ラブレターなんかの代筆の仕事をしているロマンチストな詩人さんです。ちょっと未来なこの世界ではiPhoneのSiriみたいなのがかなり進化してて、コンピュータへの入力のほとんどが音声になってるって設定です。セオドアも冒頭から「メール」「削除」「次」などと、ヘッドセットをつけた状態でブツブツつぶやきながら仕事をします。

セオドアは幼馴染の奥さんと離婚にむけて調整中。心に傷を負ってます。

そんな中、興味本位でセオドアは新発売の「感情を持ったOS」を購入して自宅PCにインストールするのですが、まんまとそのOSに恋をしてしまうのでした。果たしてセオドアの恋の行方は!?

てな、ちょびっツのさらに体のないバージョンな物語なのです。

が、こんなOS本当にあったらやばいです。

ヘッドセットのホームボタン(らしきもの)を押して「サマンサ」と名乗ったOSを立ち上げると「ハァイ」「元気?」「昨日はよく眠れた?」「書類の整理、しときましょうか?」「この詩ステキ」「すごいわ!」などと、耳元で色っぽく囁いてきます。色っぽく、というか艶っぽく。みたいな。できるクールビューティーな秘書が常に耳元にいる感じです。

これはもう「近い将来、こんなことが起こる可能性あるからお前ら気をつけろ!」と警鐘を鳴らされてると解釈してもいいんではないか!?てな勢いです。

ぼくもiPadを手にしてから、紙の手帳は持たなくなっちゃいました。仕事の管理はiPadに頼りっぱなしで、多分iPadがなくなると今やってる仕事のどれをいつまでにやらないといけないか、さっぱりわからなくなります。iPadに「記憶」「記録」の部分の仕事をほとんど任せている状態です。が、ぼくはらどこまで機械くんたちに仕事を任せられるのかな?とか考えました。そのうち、「娯楽」だけでなく「トラウマの癒し」とかもお願いするようになっちゃうのかしら?でも本人が幸せならいいのかな?少子化は進みそうですが!

まあ、極論いうと「死の危険」が減った世界では少子化は自然な流れのようにも感じるんですよね。「宗教」や「文化」を手に入れた代償に人間は「種の保存」という本能に従わなくて良くなって「フェチズム」が生まれたらしいし。

「ITの進化」は人間の次のステージってことかもしれないですね!

それにしてもこの映画に出てくるセオドアの部屋とか仕事場とか、本当におしゃれなんですよね。手紙の代筆といってもやっぱクリエイティブな仕事には変わりなく「創造的な感性を発揮するにはやっぱこんな環境が大事よな!」て思わされます。

家のインテリアをもう一捻りしたくなる!いやでもゲオのセールの間に準新作をもうちょっとみたい!ああ、ゴールデンウィーク!!


映画『her/世界でひとつの彼女』予告編 - YouTube

今週のお題ゴールデンウィーク2015」