とある家電を買いました。デザインがスタイリッシュで「いいなあ〜」って前からぼんやり思ってたところ、年明け早々その家電の我が家での現役選手を、ぼくは派手に破壊してしまいました。
ショックだったものの「これは気になってたアレを買えという神の思し召しか!?」と思いアマゾンでポチりました。
しかし、家に届き使ってみるとこみ上げてくる「なんか違うな」感。
粗悪なものではないんです、でもぼくの使い方にそぐわない。
使えるが、気持ち良く使えない。こんな「なんか違うな」感を抱きながら毎日使うのか…、と考えると楽しくない。
「勿体無い精神でものを大事にせよ」という気持ちはわかるのですが「買うんじゃなかったー」ってことって意外と多いですよね。
「せっかく金払ったのだから」て気持ちもあって我慢して使うってのもよくある話ですが、ぼくは「買わなかったらいつまでも悶々としていただろうから、買ってすっきりしてよかった。」と考え、「すっきり料金を払ったのだ。」と、こういうとき思うことにしています。(そうしないと辛いので)
それにしても、今回のはちょっとお高い買い物。悶々は消えずにいました。
そんなとき、ふと思い出したのがフリマアプリのメルカリでした。
ネットを使ってユーザー同士で商品をやりとりするアプリなわけですが、30代の悲しい性でネット黎明期に散々見た、ネット特有の金銭トラブルのトラウマから、この手のアプリはちょっと気が引けていたのです。(ぼくだけでしょうか)
が「どうやら最近の20代はiPhoneのホーム画面に並ぶアプリにもなるくらいのものらしい」とネットの記事で見かけ、身近なティーンズからも「いいっすよ!」と言われたので「これも勉強のきっかけかな」とインストールし使ってみることにしました。
「デザインはいいんだけどぼくのような意図にはそぐわない」というわけで、購入金額半額に、しょっぴかれる手数料分を上乗せした金額を設定して商品を掲載。
なんと20分で購入希望の方が現れるじゃないっすか。
びっくり。
あとは最寄りのヤマト運輸に持ってって配送手続きするだけ。メルカリさんは「きちんと梱包しましょう」と書いてありましたが、ヤマト運輸さんに持ってくと「こちらで責任持って梱包しときますね」とおっしゃっていただきました。便利だなー。
商品の取引にもお金の流れにも、売り手対買い手の間に必ずメルカリが入る仕組みになっているようで、 かなり安心感の持てるシステムになっていました。
まあ、その代わりに仲介手数料として売値の10%を持って行かれたり、梱包代や送料、もっと細かく言えば支払ってもらった金額をメルカリから自分の銀行講座に振り込む為の手数料、なんて諸経費諸々がかかるのですが、こんなにスムーズに「必要ないもの」が「欲しい人」のところに流れる仕組みって、今の時代のひとつのエコな形でいいな。と思わされました。
「メルカリについて知れた」という授業料も払ったと思えば、さらにぼくの心の痛みも和らぎました。(そう思うことにしました)