おっさんがミッチーについて語る

今日はちょっとぼくの好きな音楽のことを書かせてくださいよ。

ぼくは10代の頃から及川光博ことミッチーの音楽が好きです。そんなミッチーの新しいアルバムがいつの間にやらiTunesミュージックで聞き放題になってたので最近ヘビロテしてるんですね。

最初にミッチーの曲で衝撃を受けたのは「悲しみロケット2号」って曲でした。それまで「なんかナルシストっぽい人」ってイメージでテレビに出演してるのを眺めてましたが、銀いろの全身タイツでC-3POみたいな動きをして見せたりウルトラセブンのオマージュな演出があったりと「あれ?思ってたのとなんか違うぞ」と感じました。


[PV] Oikawa Mitsuhiro - Kanashimi Rocket 2 Go

あ、この動画、著作権保護でミュートになってるみたいですね。でも、一緒に登場するルミッチーさんは、後ほどおジャ魔女どれみのおんぷちゃんや、ゼノサーガのモモの声として再開しまして、おどろいたのでご報告です。

その後あるとき、このPV見て完全に「この人は面白い人だ!」とカテゴライズされました。今日貼ってる動画のうち、他のは再生しなくてもいいですがこれはみてください。曲を聞かせるつもりがありません。最近は副音声とかでこういうの結構見ますが、これ90年代ですからね。ぼくは衝撃でした。


及川光博・死んでもいい'98

十代の多感なお年頃だったぼくにとって、一見ナルシストキャラ、でも笑えるパフォーマンスをしながら歌う歌の歌詞は「大人の恋愛の汚れてる。それでもぼくらは恋愛せずにはいられない」っていう哲学的なメッセージに感じられ、ズブズブとはまっていってしまっていました。

そんなミッチーの最近の曲は、以前新曲を取り上げた記事でも書いた通り「おじさんの応援歌」に聞こえる曲が並ぶようになりました。

ritostyle.hatenablog.com

なんていうか「いい歳しててもパートナーと恋愛してていいじゃない」「いつまでも青春してていいじゃない」「笑顔でいれば幸せじゃないか」と畳み掛けるように励まされ、そしてはたと気がづいたんですよ。

「最近おれ、どんな顔してた?」って。

仕事が忙しいと愚痴をこぼしながら、人生にふてくされた顔してないか?若い頃「こんなおっさんにはなりたくない」って思ってた風になってないか?と振りかえらされました。

反省し、明日からまた笑顔でがんばりまする。

そんなことに気づかされた今回のアルバムの曲も貼っときます。


及川光博 - 「メロディアス」