Pokémon GO以降変わった朝散歩の景色

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Pokémon GOがすごいことになってますねー。この一週間、毎日ニュース記事のどこかには必ずPokémon GO絡みの事故やら事件やらが書かれていて驚かされます。ぼくもとある交差点で、明らかにスマホに目をやってて危ない侵入の仕方をする車を見かけ、あわや大惨事!みたいなのも目にしました。

ぼくが高校の頃「ポケモンは知らんがピカチュウは大好き」という女子高生が跋扈してまして、ピカチュウキーホルダーが大流行してましたが、あの頃の熱狂ぶりを思い出されます。あれから20年、これだけ趣味が細分化された2010年代半ばで、老いも若きも男も女もこんなにみんな一斉に夢中になるって「やっぱポケモンの力はすげーな」って思い知らされますね。

ところでぼくは以前ブログで書いたことがある通り、朝目覚めたらまずは散歩と決めてまして、ここ1年ちょいくらいは散歩しながらIngressでエージェント活動してるんですね。でこの1週間、明らかに今まで見かけなかった人々が早朝歩いてらっしゃってて散歩の景色が変わりました。

Ingress

Ingress

 Ingressはそうは言っても地方ではユーザー人口が少なかったりで、しかも遊んでるのがなんとなしITガジェットが好きそうな20〜40代って感じの「なかま臭」を感じる風貌なので、ポータル付近で「エージェントさんですか?」と声をかけられたりすることもありましたが、Pokémon GOは人口が多すぎるせいか、そういったことはなさそうですね。

そんなIngressユーザーだったぼくがPokémon GOはじめてまず感じたのが「これマップ同じやん!」ってことです。ナイアンティックラボという同じ会社が開発してるのだから当然といえば当然です。

Ingressは当初課金が全くありませんでしたが途中で課金制度を導入しました。「大人の財力で孤高の最強エージェントになれるアイテムとかでたらやだな」と思ってたら、その逆で、みんなで一緒に遊ぶときに楽しいアイテムだったんですね。

スマホゲームの課金のイメージから感じる廃人臭とは程遠い「バーベキューのあとみんなでやったら楽しいと思って花火買ってきたよ!」みたいな、爽やかなリア充臭を感じるアイテム課金制度でした。

Ingressは広告も出ないし「こんなんでどうやって儲けを出してるんだろうなー?」なんて思ってたら、これまで築き上げてきた資産でがっつりポケモンとコラボした格好です。すごい。

もともとこのナイアンティクラボ、グーグルの社内ベンチャーですよね。ということは、一時期話題になった「グーグルの20パーセントルール」から生まれた会社なのかな?なんて思ったら、なんかアメリカのベンチャースピリッツの深淵を見たような気がします。「とりあえず楽しいだろうなーと思って会社つくりましたが最初は儲けを出さなくてもあるとき突然莫大な儲けになりました。」って構図です。

先進国一夏休みの短い日本社会にはない余裕を感じますよね。やっぱもっと「遊び」が必要なんだろうなー、って思います。よし遊ぼう。