Apple Musicで「まりちゃんズ」を発見した

まりちゃんズってご存知ですか?

ご存知ない方は、まずはこちらをお聞きください。

あ、お食事中の方は食事を終えてからにしてくださいね。


まりちゃん/まりちゃんズ

聞きました?

ぼくが中学生の頃「尾崎家の祖母」という曲で、一部のサブカル系男子の間で熱狂的にブレイクしたバンドなんです。

性とか下ネタとか自虐ネタとか、中学生男子が好きそうなものを盛り込めるだけ盛り込んだ曲を歌いまくる「まりちゃんズ」の曲は、ぼくのまわりで大いに盛り上がりました。

後で調べて知ったのですが「まりちゃんズ」自体が活動してたのは75年頃と、ぼくが生まれるより前の話です。で、思ったのですが、この頃って既成概念とか「美しいもの」に対して反旗を翻した芸術表現がアメリカとかで広まって、先見の明がある日本人が日本でもやったら総スカンを食らってた時代なんですね。ぼくの好きなところでいうと、草間彌生さんとかオノ・ヨーコさんとか顕著な例ですかね。今では大家です。

というわけで、今考えると、この曲も、思春期男子特有の、好きな女の子を理想の女神化してしまい、本来のその子を見失う無邪気さと残酷さを歌い上げてるようにも聞こえてきて、ただただ早すぎた表現をしたバンドだったのかもしれないな、なんて思ったりして「奥が深いなまりちゃんズ」って感じです。

そんなダビングさせてもらってたカセットテープもどこいったかわからなくなってた2008年、彼らは「藤岡藤巻」というバンド名で、大橋のぞみちゃんのうしろで「ぽ〜にょぽにょぽにょ」なんて歌ってるもんだから、あの時の衝撃たるや今でも忘れられませんでした。「まりちゃんズ」を知ってた同年代以上の皆さんは同じような衝撃だったのではないでしょうか。

てなことをめまぐるしい日々のふとした瞬間に思い出しまして、Apple Musicで何気なく「まりちゃんズ」って検索かけたら出てくるもんだからビビりました。

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Apple Musicもまた、奥が深いです。