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【映画鑑賞】『ズートピア』を観て現代社会に見え隠れする差別を考えた

こんにちは、今日は映画『ズートピア』の感想を描いてみようと思います!

ズートピア (吹替版)

ズートピア (吹替版)

 

 これは問題作ですね!!

ネタバレ程度のあらすじを書きますが、金曜ロードショウを録画してまだ見てない見る気の方はあと読まないでくださいね。

 

大まかなストーリーとしては「動物たちが高度な知性を手に入れ人間並みの文明社会を構築した結果、食物連鎖の上下関係がなくなり皆が平等になった」って世界で、警察官に憧れるジュディってウサギの女の子が主人公なんですね。

周囲に「ウサギには無理!」と言われながらも人一倍努力して警察学校を卒業し、配属された街ズートピアで頑張るって話なのですが、ぼくは見てグラフィックデザイナーのノーマン・ロックウェルを思い出しました。

といっても、雑誌の表紙などで見せる暖かいイラストの方ではなく、「新しいご近所さん

とかこちらの「共有すべき問題」といった、一見平等になった社会の根底でくすぶる人種差別をテーマにした作品のほうを思い出したんです。

くすぶる差別

ズートピアでは動物たちは高度に進化し、本能を理性でコントロールできるようになった世界なのですが、それでも「ウサギだから」「きつねだから」といった、大きなカテゴリーでくくって「その人個人」ではない色眼鏡で目の前の相手を見てしまおうとする場面がものすごくたくさん出てくるんですね。

これはそのまま、今の「中国人だから」「韓国人だから」「若者だから」「B型だから」「◯◯県民だから」「女だから」といった、ぼくらが普段やりまくってるカテゴライズの皮肉を強烈に示唆しているように感じました。

かわいい登場人物たちの夢のある世界で、ものすごくシリアスなテーマを扱ってるなー、と思いました。

頭ではわかっていても、無意識の領域でついやっちゃう「差別」というか「区別」ですよね。でも本人が気にしてる「区別」は「差別」と同義です。このことを理解し共有することのなんと難しいことか!

2時間たっぷり考えさせられました。

それにしても、最近のディズニーは夢を与えるだけでなく、ちゃんと現実の問題を考えさせる感じがすごいですね。人種差別以外にも、あんなに流行った「ありのままで」を使って「そんなにありのままでいいのか?」って皮肉ったシーンが出てきたりもしました。自分トコの映画なのに。これもすごいなーと思いました。

 

未見の方は是非に!