こんにちは、ちょっと前に日常の素敵エピソードを探す宣言をしたりとです。今週もばっちり見つけたのでご報告です!
りと、セブンイレブンでアイスをもらう。
ソフバンユーザー以外も聞いたことくらいはあると思うのですが、去年の秋くらいから、ソフトバンクはSUPER FRIDAYってイベントをちょくちょくやってまして、毎月ではないのですが、月によって金曜日にどこかの商品が無料になったりしてるんです。
「吉野家の牛丼一杯無料」ってのが最初で、「すごいなこれ!」とぼくも最初の金曜日に吉野家に行ったのですが、当然といえば当然なのですが、すごい行列だったんですね。
席について、牛丼がテーブルに運ばれるまでに50分かかりました。
その間の、待ってる人たちの噴出するイライラがすごかったのです。
いざ食べ始めても、壁にズラッと並ぶ人たちからの視線にさらされます。
「早くできないのか!?」と店員さんに怒鳴り散らす人とかも出てきて、ぼくは380円の牛丼をタダで食べる為にここまで消耗するのは辛いな…。と感じ、また、これがハイスペックなスマートフォンから届くクーポンで起きてることにも「スマートじゃないな」とナンセンスを感じてしまいました。これ以後、SUPER FRIDAYとはあまり関わらないようにしてました。
しかし今回のセブンのアイスは魅力的すぎました。子どもも大好きです。意を決して仕事帰りに通勤ルートのセブンイレブンに寄ったところ、上記のようなほっこりエピソードがぼくを迎えてくれました。
正直、最初愚痴られた時は、去年の吉野家事件が脳裏をよぎったのですが、見事に払拭してくれました。
ありがとうマダム!!
気分がいいので、もうひとつ今週あったいいことを書きます。
植芝理一さんの新連載がまたひとつ禁断の領域に踏み入ってる
高校時代、大好きだった漫画に植芝理一さんの「ディスコミュニケーション」って作品がありました。

ディスコミュニケーション 新装版 コミック 1-7巻セット (KCデラックス)
- 作者: 植芝理一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/04/23
- メディア: コミック
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松笛くんという得体の知れない不思議な少年に恋をしてしまった戸川さんが「どうして松笛くんを好きになったのか」という自分の謎を解明するべく付き合ってみると、身の回りに不思議な出来事がいろいろ起き始めたり、まわりに多種多様な変態が集まったりし始める漫画なのです。
前半は、密教を下地に精神世界を舞台とした冒険活劇を展開するのですが、後半はただの変態コメディとなったかと思えば、終盤には心理学とエロスをテーマに、エロと哲学が絶妙なバランスで最高のハーモニーを奏でるという、読み終わると切なさと優しさが込み上げてくるような不思議がごった煮の漫画だったのでした。
ぼくはハマりすぎて、松笛くんのトレードマークである狐のお面を当時部屋に飾るに至りました。
そんな植芝理一さんの新作漫画が始まったのです。嬉しい。
第1話を読んだのですが、上手い。なんというんですかね、植芝理一さんの作品って「どうしようもない変態行為を、そりゃ仕方ないわなって思わせる設定に仕立て上げてる巧さが絶妙」だとぼくは解釈してます。
主人公の実くんは、死んだお父さんの記憶がフラッシュバックするんですね。お母さんとの馴れ初めについての記憶が。しかも高校時代の。
女子高生のお母さんを、当時高校生だったお父さんの視点で見るわけです。
そのせいで、お母さんに対する気持ちが、お父さんのものなのか自分のものなのかわからなくなっていき「おれ、お母さんが好きだ(女性として)」ってなってるわけです。
こんなにインセストな物語を「そりゃしかたないわなー」って設定に落とし込むなんて、相変わらずです!
要チェックですな!