こんにちは、りとでございます!
最近一生懸命仕事をしているせいでイラストのストックがなくなってしまいました。なので今日はぼくの好きな美術館の話をしようと思います!
ぼくは西日本在住なので、やはり大きなトコロで行けば大阪、京都、神戸だろうと思います。特に日本美術の観点から見れば、京都は西洋美術にとってのイタリアフィレンツェ的な場所だろうと思うのですが、ぼくなんかが紹介しなくても情報がたくさんあるので、ややニッチなトコロを攻めてみようと思います。
しかし知ってる人にはメジャーなトコロなので美術通な方からの「どこがニッチだよ…」といった声はご勘弁ください!
では行きます。
1、エントランスの迫力でビビるMIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
現代美術家の猪熊弦一郎さんの名前を冠した美術館、香川県丸亀市にあるのですが、ここはもう、エントランスに設置された野外彫刻というかオブジェにやられます。
歩いてすぐのトコロに、いわゆる、いい感じのシャッター街がありまして、現代アート感満載の美術館の佇まいと、周辺の景色のギャップがたまりません!
企画展もいい感じにぶっ飛んでるのがちょくちょくやってきます。素敵です。ちなみに車で10分くらいのトコロにある「おか泉」という讃岐うどんのお店のてんぷらぶっかけは絶品で、ぼくはこのあたりを通るときは必ず食べに行くお店です。
2、入館するために外周をぐるっと歩かせる高梁市成羽美術館
岡山県の高梁市にある美術館です。この美術館もかなり山奥の方にあるのですが、安藤忠雄建築中の安藤忠雄建築となっていて、美術館に入ろうと思ったら、まるでショッピングモールの従業員入り口みたいな建物の外周を通る通路を歩かなければならないのです。これぞまさに安藤忠雄!
ちなみにもうちょっとドライブしたトコロに「吹屋ふるさと村」という、町中が赤いベンガラの町があります。「こんなトコロに村があるのか!?」というような山道を走った先に突然開ける赤色の町並はかなり幻想的でおすすめです。
3、日没とともに閉館になる島根県立美術館
島根県の宍道湖に面した場所に建つ美術館です。この美術館は天井が高くて、かなり開放的な気分で大きな作品も楽しむことができます。パノラマサイズの作品を鑑賞するにはもってこいです。
そしてそれ以上に面白いのが、閉館時間の決まりです。
宍道湖に日が沈みきったときが美術館の閉館時間になります。
なので、昼過ぎに訪れ、作品を鑑賞したのち、美術館の敷地内から宍道湖に日が吸い込まれているのを見守り、閉館を知らせを聞くのが最高に優雅です。
また、ちょっと走ったトコロにある『松江フォーゲルパーク』という鳥と花のテーマパークも楽しいですし(スケッチが好きな人にとって楽園です)、試飲し放題の『島根ワイナリー』も見逃せません。
4、公立では珍しい現代アート専門の広島市現代美術館
公立の美術館で年がら年中現代アートを楽しめるとこって珍しいですよね。広島にあるこの美術館は、会場がとても広くて、のびのびと現代アート作品を楽しむことができます。また、わりに写真も撮らせてくれます。
ついでに、『広島県立美術館』と『ひろしま美術館』(またこの美術館のつくりが面白い!)がわりと近い場所にあるので、1日かけて回って、ついでにお好み焼きも食べたりなんかしたら、心もお腹も大満足です。
5、考えずに感じる豊島美術館
瀬戸内海にある「豊島」という島にある美術館です。この美術館はものすごく特殊で、水滴を模したドーム型の美術館が、棚田に埋まっているのです。
そして、このドーム自体がアート作品。地面のあちこちに穴が空いていて、そこから水が湧き出てくるのですが、床になめらかな傾斜が付いているため、水がちろちろと生き物のように移動していく、その様を鑑賞するのがこの美術館です。
また天井には円形の穴が空いているため、天気のいい日に行けば日光が差し込み、雨の日に行けば、ざんざか雨水が入ってきます。それらの自然も鑑賞するのです。
個人的には、外から聞こえてくる漁師さんの鉄砲の音が好きです。
いかがでしたか?
というわけで、書いてるうちにまた行きたくなってきました。
なんとか今の怒涛の仕事ラッシュをこなして、またエネルギーをチャージしたいトコロです!
では。