「パワハラ」って言葉が浸透したおかげでぼくは地味に生きやすくなった

こんにちは、りとです。

もうすぐ4月が終わりますね!忙しさもだいぶ落ち着いてきました。

この時期、社会人の忙しさの一旦に「飲み会」もありますよね。

ぼくは「パワハラ」という言葉が市民権を得るようになってから、飲み会が随分と楽になったように思っていて、今日はその話をしようと思います。

以前は「こんな言葉が出てきたら風通しが悪くなる」と上司がぼやいてた

ぼくの肌感覚なのですが、大学出てすぐの頃は「パワハラ」なんて言葉はあまり聞きませんでした。

まだピチピチの20代前半だったぼくは、よく二次会三次会の場所を求めて夜の街を走ったり、場を盛り上げるような歌をカラオケで歌ったりしてたもんでした。

それが、確か2005年かそれくらいだったと思うのですが、ある飲み会で上司にお酌してる時に「パワハラなんて難癖つけられたら職場の風通しが悪くなる」とぼやかれたんです。

もうちょい状況を説明しますと、ぼくが何か上司の言動に対して訴えたとかではなくて「部下にお酌してもらうのってすごく嬉しいのに、これからはパワハラって言われるかもしれなくてボクちゃんイヤだワン!」くらいの愚痴だったと記憶しています。

その時、ぼくには上司の立場は全然想像できなかったので「そういうもんかなー」くらいだったのですが、あれから十数年経って、中堅となり上司もいるけどリーダーとなって若手を引っ張ることもある立場になると「パワハラ」って言葉が浸透してくれて助かってるなーってことが結構あるんですよね。

飲み会で先輩より先に帰る

ぼくは朝活をこよなく愛しています。

なので必然的に夜更かしができない運命の下に産まれていて、お酒は好きなのですが、二次会三次会がつらい時があるんです。そんな時は、先輩たちがまだ飲んでいようが「お先に失礼します」と言っちゃいます。

お酒の席なので「おいおいりとチャン!先輩がまだいるのに帰っちゃうのぉ〜!?」なんて言われることもありますが、あくまでジョークの範囲におさめてくれてるように思います。

これも、パワハラって言葉が浸透してくれてるからだと思ってます。

後輩に気を遣わなくていい

ぼくはお酒はちびちび飲むのが好きです。なので、後輩がぼくのグラスが空くのを今か今かと目を光らせてると、落ち着きません。

むしろ「とりあえずのビールで乾杯」のあとは、ずっとワインを飲んでいたいくらいなので、空いたグラスはそのままにしてくれてる方が嬉しいのです。

ぼくが「気にしなくていいよ」って言ったら「あ、わかりました」って素直に引き下がってくれるのも「パワハラ」って言葉があればこそな気がします。

ところで「とりあえずビール」って、よくよく考えたらビールに対して失礼な言い方ですね。

30歳過ぎたくらいから職場の飲み会が楽しくなった

てな訳で、上にも下にも気を遣わず飲めるようになってからというもの、「職場の飲み会」というヤツがずいぶん気楽になりました。

「〇〇ハラスメント」というと、ちょっと意識高い感じがして色々軋轢を産んだり、ギスギスしがちですが、いい面もあるなぁ、なんて改めて思うぼくでした。

まぁ、業種や職場の雰囲気の違いで一概には言えないとは思うのですが、せっかくお金を時間を消費してお酒を飲むわけですから、いつかみんながワンピースのボス敵倒した後の宴のような楽しい時間を過ごせるといいなぁ、と思います。

なんでも漫画基準なところがまたオタクのつらいところですが…!

…と、ここまで書いて振り返ってみて、自分たちは無理して先輩上司に付き合ってきたのに、自分が付き合わせる側になったら「パワハラ」なんて言葉が登場したってドンピシャ世代はつまらないかもしれないですね。