MacBook Pro Retinaディスプレイのコーティング剥がれを無料修理していただいた話

ぼくがメインで使っているPCは「MacBook Pro Retina」のlate2014モデルなんですね。

 Retinaディスプレイに憧れて購入したモデル

2012年に発売された「Retina」という「網膜」を意味する高精細ディスプレイを搭載したMacBook Proでしたが、ぼくは少し悩んで2014年に購入しました。

ディスプレイの美しさには目を見張るものがあり「買ってよかったなー!」と満足して使っていたんですね。

しかし、1年くらい使った頃にある異変に気がつきます!

写真をご覧ください。

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お分りいただけるだろうか…!?

これは、Macを大切に思いすぎてディスプレイを一生懸命磨きすぎた結果起きる「コーティング剥がれ」という症状なのです。

「何この汚れ!落ちない!」と慌てて対処法を検索したところ「Retinaの扱いに詳しくないヤツの自己責任でしょプププ!」みたいな話が散見しており、ぼくはしょんぼりしながら後悔の日々を送っていました。

それから2年(くらい)

Appleさんはいつの間にか、この案件を無料修理の対象にしていたことに気づいたのです!

ぼくがネットで探した頃はなかったので、どうやら昨年くらいからみたいで「コーティングの剥がれ方が想定以上だった」という事みたいです。

おかげでこのたびぼくのMacBook Proさんはめでたく無事に無料(ここ大事)でピカピカディスプレイとなりました!

というわけで、以下にその記録を残しておきます。同じ悲しみを背負ったmacユーザーが1人でも減ることを祈りながら…。

修理までの覚書

まずはコールセンターに電話です。

Apple Store コールセンター - Apple(日本)

オペレーターさんと繋がったら、慌てず騒がず「MacBook Pro Retinaのコーティング剥がれの修理をお願いしたいのですが」とお申し出ください。

するとmacのシリアル番号を聞かれます。「このmacについて」から控えておくことをお勧めします。

この時教わったのですが、無料修理の対象は「4年以内に買ったmac」なのだそうです。

ぼくのmacは「1ヶ月遅ければアウト」と言うギリギリ滑り込みセーフでした。

めでたく無料修理対象と認定してもらったら

修理の方法は以下の3種類でした。

  1. Apple Storeに持ち込む
  2. Apple修理センターに送る
  3. Apple正規サービスプロバイダに持ち込む

「1」は自分でお店まで持っていく代わりに即日引き渡しになると言われました。しかし、当のApple Storeは主要都市にしかありません。ぼくみたいな地方在住のAppleファンにとっては、ほぼ観光地の類です。

「2」はヤマト運輸さんが自宅までmacを取りに来てくれます。送料無料ですが、1週間程度手元にmacがないことになると言われました。

「3」の「正規サービスプロバイダ」はほとんどの都道府県にあって「apple 〇〇都道府県」で検索するとすぐ見つかります。しかもオペレーターさんの話によると「30分から1時間で修理は終わる」とのこと。

ぼくは「3」を選択しました。

その場でオペレーターさんが来店予約も取ってくれました。

正規サービスプロバイダさんに持ち込んでみたものの…?

予約した日、喜び勇んでお店に持ち込んだのですが、ここで事件がおきました。

確かに無料で修理してくれるとのことですが「修理センターに送るので1〜2週間かかる」との言われたのです。

「え!?オペレーターさんに30分から1時間で修理してもらえると言われたのですが!?」

と狼狽してみたところ

「実は同様の案内をされて他にもお客様が持ち込まれてトラブルになるんです…。お店に交換パーツはありません…。」

と丁寧に言われました。

こうなっては「話が違うじゃないか!今すぐ直せ!!」と言ってもラチがあきません。

「2週間後にまた来るのは面倒くさい」と思ってしまったぼくは紳士的に修理をキャンセルして帰ることにしました。

ちなみにこの時、試しに隣の県のサービスプロバイダさんに電話をかけて修理ができるか聞いてみたのですが、やはり「修理に1〜2週間かかる」と言われました。

サービスプロバイダさんが即日修理してくれるのはやはり主要都市だけなのかもしれません。

再びコールセンターに電話し「改めて修理センターに送らせてほしい」と事の顛末を報告

というわけで改めて「2」を選びました。

ここからは早かったです。

まず出荷までに以下の2つをしといて欲しいと言われました。

  1. 万が一の時のためのバックアップ
  2. 修理センターでの動作確認用に「apple」という名前のユーザーアカウント作成

電話した翌日にはヤマト運輸さんがmacを取りに家まで来られました(時間指定もできます)。

2日後の朝、修理センターから「macが届いたのでこれから修理します」メールが届きました。「無事届いたみたいでよかった」とか思ってたらその日の夜には「修理完了したから送ります」というメールが来て、翌日には自宅にMacが帰ってきました。

つまり、手元にmacがなかったのは2日だけだったことになります。

ちなみに、修理というのは液晶がある方の天板の交換作業なのだそうです。なので、ぱっと見新品みたいになって帰ってきました。

Macは高い?

ここからは「あぁまたApple信者のボヤキが始まった…」くらいで読んでくださってOKなのですが、確かにMacはお値段高めなのですが、どの機種も「これがいま我々が提供できる最高の機械です!」感が半端ないんですよね。

なので、何か「こちらの不備でした」みたいなのがあればすぐ無料交換をします。

ぼくは過去にも、MacBookの「裏面の板の歪み」とiPod nanoの「発火問題」で無料交換してもらったことがあります。

そんな経験から、値段の高い代わりに、ぼくみたいなパソコンライトユーザーは、いいコンディションのままひとつのマシンを長く使えるように思います。

「パソコン使いたいけど詳しくはわからない」というぼくくらいの人間にはちょうど良いんですよね。

もちろんデメリットがあることも自覚しています。

Appleが考える「こう使うと最高です!」以外の使い方が難しいことと「さらに最高なものができました!」って時の、それまでのものの「あっさり切り捨て感」ですよね。

しかし、それらを差し引いても、ぼくはあと数年はこのMacBook Proくんとお付き合いしようと思っています。