死ぬまでにあと何枚絵が描けるか考える

2、3日体調を崩していました。

もうすっかりよくなったのですが、原因はよくわかってて寝不足+疲れ+最近の冷え込みだろうと思います。

ちょっと自慢っぽくなっちゃうのですが、ぼくは自分的にはよく働き、よく育児に参戦してるつもりです。奥さんも褒めてくれるので多分勘違いじゃ無いと思います。

その上で趣味の絵を描こうと思うと、寝る時間を削るしかなかったんですね。

3子が生まれてから、4〜5時間の睡眠でまわしていたのですが、ぼくの体力だとこの睡眠時間ではもう限界なんだろうなーって思い知らされました。

2日ほど寝ることを最優先にして過ごしたら、すぐによくなりました。

そしてその後の日中の体の(頭の?)軽いこと軽いこと。

これからは、睡眠時間をどうやって確保するかを改めて工夫しないといけないな?って思いました。

最近イラストをブログにあげていませんが、絵は描いています。

どんなの描いてるかっていうと、例えばこんなのです。

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「絵が上手い人」とか「才能のある人」とかって結局こういう作品以外のスケッチが異常に膨大な人ですよね。なので描きまくらないといけないなって思ってます。(思ってるのと実行してるってのは別…)

たまに触れてますが、ぼくはブログに描いてるイラストとは別に本名で絵も描いています。

と言っても職業画家ではなくて趣味の絵描きで、仕事にできるほどの根性もなく、食うためにサラリーマンすることを選んだせいで今度は練習する時間が取れず、その鬱憤を子どもの頃からの趣味のイラスト描いてブログにあげて皆さんに褒めてもらって発散しています。

日本で画家としてだけで食ってる人は40人もいないって話を本で読んだことがあります。(10年以上前に読んだ本なので、今はもっと多いかも?)

逆に、アメリカなんかでは趣味で描いてても作品作ってれば「オレはアーティストだ」って名乗っても誰も文句言わない風土らしいです。

多様化、国際化の時代ですし、日本でもゆるく「アーティスト」が名乗れるようになったらいいなと思って、ちょっと気取って「ぼくアーティストです」と言ってます。

そんなアーティスト仲間と会話してて、あるとき「死ぬまでにあと何枚絵が描けるかな?」って話になったことがあります。

ぼくらみたいな仕事しながらのアーティストは、1年に描ける絵の枚数がわかるので、平均寿命から年齢を引いたらなんとなく「あとこれくらいかぁ」ってのが見えてきます。

そうすると無駄撃ちできないから「毎回テーマを本気で考えるよね」って話です。

これは絵だけに限った話じゃないなって思うんです。

死ぬまでに触れられる本、映画、漫画、行く事のできる場所、食べられるもの。無限なようで有限ですよね。

なので、きちんと選びたいです。

「これでいい」じゃなくて「これがいい」に溢れた人生にしたいんです。

まだ早いでしょ?って思われるかもしれません。

ぼくも少なくても90歳までは生きる予定です。

なので45歳までは前半戦だと思ってます。

でも、少しでもクオリティを上げたいのです。

アーティスト仲間には「絵を描く時間を確保したいから結婚しない」という選択をしてる人もいます。そういう人の絵は度肝を抜かれるくらい素晴らしくて悔しくなります。

ぼくは結婚しました。子どもも3人になりました。

成り行きじゃなくて、自分の意思で選んだことだって胸張って言えるようにしたいです。

だから、なおのこと、終わりを意識しとくの大事だなって、体調が悪い時、ベッドの中で思いました。

ところで今夜、村上春樹さんのスペシャルラジオの第三弾があって楽しみです。

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