30代のぼくが10代のころ血肉にした漫画たち

少し前なのですが、ブログ友達がっちゃん (id:gu-gu-life) さんが子どもの頃好きだった漫画作品を並べられた記事を書かれてまして、コレが楽しかったんです。

というか、同世代として刺さりすぎて懐かしくてホロリみたいなとても素敵な記事だったんです。

www.gu-gu-life.com

というわけで、ぼくはちょっとアレンジして各年のベストセレクションを10作品あげてみようと思います。

90年『マジカル☆タルるートくん』(10歳)

まじかる☆タルるートくん 1巻

まじかる☆タルるートくん 1巻

 

マセててすみません!

今思ったんですが、10歳の息子に果たして勧められるだろうか…?

ううむ…。

でもこの作品、ドラえもんに対するアンチテーゼだったんですよね。

「便利なんだけど10分で効果が切れるタルの魔法道具」は永久に助けてくれるものではないからいつかは自立しなきゃいけないっていうこの作品のテーマに気づけた時の感動ってすごかったです。 

91年『悠久の風伝説』(11歳)

悠久の風伝説 1―ファイナルファンタジーIIIより (ドラゴンコミックス)

悠久の風伝説 1―ファイナルファンタジーIIIより (ドラゴンコミックス)

 

この年、ぼくはファイナルファンタジーⅢに出会いました。

そしてその世界観にどっぷりとはまってしまい抜け出せなくなってしまいました。

そしてファイナルファンタジーⅢをテーマにしたこの作品のことを知りました。

買うしかなかったのです。

しかし、1冊900円というのは当時のぼくの2ヶ月分の小遣いでした。

それにしてもこの衣谷遊さん、めちゃくちゃ絵が上手いんですよね。

模写しまくりました。

92年『魔法陣グルグル』(12歳)

魔法陣グルグル 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

魔法陣グルグル 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

 

 この頃、月刊少年ガンガンが創刊しました。

当時ぼくの周りで「ドラクエ4コマ漫画劇場」がめちゃくちゃ流行ってたので「オレたちのための月刊誌が創刊された!」って気がしました。

創刊当時の連載漫画って、ものすごい苦境の中に立たされた主人公がそれでも頑張る話が多くてどれも大好きだったのですが、4コマ漫画劇場でもエグいくらいエッジの効いたギャグを描く衛藤ヒロユキさんの漫画が連載されると知り、ワクワクしながらガンガンで第1話を読んで衝撃を受けたのを覚えてます。

93年『PSYCHO+』(13歳)

PSYCHO+ サイコプラス 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

PSYCHO+ サイコプラス 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

のちに封神演義を描くフジリューさんの作品です。

「こんな美しい絵の漫画があるんだ!」

と驚いた覚えがあります。

ぼくはこの表紙を本棚に面置きして飾ってました。

中のページも、独特の透明感とでもいいましょうか、他の漫画でみたこと無いような空気感を纏った感じがあって何度も何度も読みました。 

94年『ドラゴンハーフ』(14歳)

ドラゴンハーフ(1) (ドラゴンコミックスエイジ)

ドラゴンハーフ(1) (ドラゴンコミックスエイジ)

 

好みがはっきり分かれるんですが、ドラゴンハーフは途中で絵柄がガラッと変わる作品で、ぼくは後半の絵柄が好きでした。

他に見たことないような人体のデフォルメと、コピックを何重にも重ねてつくった独特の塗りにどっぷりでした。

あとギャグがキレッキレなんですよね!

95年『っポイ!』(15歳) 

っポイ! (1)

っポイ! (1)

 

受験生の頃に受験生の漫画を読んではまってしまいました。

ぼくはありがたいことに、男女の仲がすごくいい中学校に通っていて、女子とも普通に漫画の貸し借りをしていました。

ということで、いろんな少女漫画(とBL)を読んでいたんですが、自分でも欲しくなってしまったのがこの作品でした。

中3男女の友情と恋と受験の物語なのですが、トーンの重ね貼りがすごいですよね!

普通、モアレを起こすじゃないですか。

でもこの作品は、まるで水彩画みたいに見えたんです。 

 

なんか長くなってきたので、後編に続くことにします!

 

rito.gameha.com