絵は世界を自分色に再構築できるから楽しい

今週のお題「わたしの好きな色」

先週「水彩画を描くよ」と言ってみたものの華麗な子どもの泣き声で下絵が描けたところで「また来週」となったぼくですが、今日はその続きのお話をしたいと思います。

rito.gameha.com

そしたらちょうどタイミングを合わせたかのように、はてなさんの今週のお題も色の話みたいで、これはもう波が来てるってことですね、描くしかない!

…と、思ったら隣の部屋から長男と長女が言い合う声が…!?

どうやら奴ら、喧嘩をおっぱじめたようだ…!

せっかく楽しくジャズでも聴きながらお絵描きしようと思ってたのに!!

ああだめだ!お前ら一体何がどうなってそうなった!?1人ずつ説明しろ!

というわけで今日は下塗りができたところまでです。

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前回「メイキングとかやったらブログのネタになりそうウッシッシ!」とか言ってましたが、絵の具って割とノリと勢いとテンションとパッションみたいなところがあるので、途中途中でパチリパチリと写真を撮るのは意外に難しかったです…。

なので代わりに片付け前のパレットをご覧ください。

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右から左に順に色を使い、左からまた右に戻って行った感じです。

ここではてなさんの今週のお題を回収したいと思いますが、ぼくは青色が好きなんですよ。

青って、全てを包み込んでくれるような懐の大きさがありますよね。

疲れたり心が荒んだり、嫌なことがあった時に見て癒されるような絵ならなおさら青色が欲しいです。

なのでこの絵も背景の青から順に塗りました。

唯一撮った初期段階の絵がこれです。

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ふわっと軽い色合いで目を引く夕顔の絵にしたいので、どっしりと画面を支えてくれつつも、暗くならないよう色味を調整していきました。

…と、いうつもりだったのですが、今日の成果を振り返って見てみると、白い花びらが完全に背景と同化仕掛けているので、ふわっと発光するくらいの明るさ軽さを持たせてやるには、もう一段階青色は暗くして、葉っぱもトーンを落としながら塗っていかないといけないなー、なんて思いました。

こうやって、実際の世界とは違う色味を考えて、自分だけの世界を作っていく作業は本当に楽しくて時間を忘れます。

きょうだい喧嘩が始まらなければもっとやり続けてたことでしょう!

忘れる

さて、このメイキングですが、意外なメリットを発見しました。

先週下絵を描いた段階で、ぼくの記憶では脳裏に完成図のイメージ、つまりどこに何を塗るかという計画が全てできてた筈なんですよ。

しかし、今週絵の具を広げて「さぁやるか!」ってなったら、何も思い出せないのです。

ビビりました!

そういうこともあったので、ブログで「今日やったこと」と「次やること」を振り返り認めておくことは、誰よりも自分のために役に立つことだな、なんて思いました。

「好きな色」って難しい

ところで「好きな色は?」って質問って答えるの何気に難しくないですか?

色って、隣り合わせになる色によって印象が全然変わりますよね。

先ほど青が好きと書きましたが、テンションが下がる、落ち込んだ時の色も青なんです。だから「ブルース」という音楽はそう名がついたわけですし。

一方で「青春」というくらい、若くて未来や希望に満ち溢れている印象も青にはあります。

この違いはなんとなく、青より暗い色とセットになると前者のイメージで、青より明るい色とセットになると後者のイメージになるってことだと思うんです。

色は単色ではなく二色以上並べた時により印象が限定されるので「好きな配色は?」なんて質問の仕方になると、より一層聞いた相手の人柄が見えやすくなるのかもしれませんね。

ちなみにぼくは「好きな配色は?」と聞かれたら「白+コーヒーブラウン」と答えます。

で、青はアクセントカラーくらいが良いかな!

そんな不思議な魅力に満ち溢れている色をもっと自由自在に使えるようになったら、もっと楽しいだろうなぁ〜、なんて思いながらいろんな実験をしながら絵を描いてます。