瀬戸内海の島を舞台に現代アートを見てまわる瀬戸内国際芸術祭ですが、玄関口になる高松港周辺にもアート作品があって、今日はそのあたりの作品の話を書こうと思います。
自転車レンタルするのがいいかもしれない!
高松港周辺のアート作品は、結構な範囲に点在してるので、歩いて見てまわるのはなかなかしんどいですし、車をいちいちコインパーキングに入れるのもなんかアレなので、自転車レンタルするのがいいんではないかと思いました。
これって、高松港に限った話ではなく、直島や豊島といった広めの島でもそんな気がしていて、実は毎回小さな子どもを連れてってるぼくは、自転車に乗って颯爽とアート作品を見てまわってらっしゃる方を羨ましく思っています。
いつか子どもが大きくなったらぼくも自転車でまわるんだ!
でも、まだその時ではないぼくは、行ける範囲でテクテク見て回ってます。
北浜エリア
今回は、北浜エリアと言われる、昭和の頃に倉庫街として使われていた場所で展示されている作品を見てきました。
ぼくのおぼろげな記憶なのですが、まだ瀬戸大橋がなかった頃、本州から四国にフェリーで渡ってまず目にした景色がこの辺りだったような気がします。
その一角の古い倉庫街がリノベされてカフェや雑貨屋になってます。
こういうの、かなり好きです。
なんか見えてきました。
うちわの骨で作られたトンネル。
孔雀の羽みたいに見えますね!
裏手も趣があります。
入ると不思議な物語でも始まりそうな勢いです。
石でできたシャンデリア。
建物と建物の間にできた空間に、廃材でできたシャンデリア。
余分な空間を、余ったものが照らす。
物語がありますねぇ〜。
隣のビルに入ると、宇宙から飛来してきた謎の物体がおいてありました。
…よく見たら、三度笠をつなぎ合わせたもののようでした。
風来坊は未確認飛行物体のように突然やってくるということでしょうか?
香川大学で研究されている「希少糖」と言われる0kcalの砂糖なのだそうです。
そんなものが普及したら、確かにスイーツの世界観が変わりますね!?
ここは新世界ってことか!
キッシュのお店。
夕方だったので完売していました。残念。
二階にアート作品が展示されてるというので上がってみると…。
うどん湯切りロボットくんがいました!
「これはアートなのか!?」と思わず突っ込んでしまいましたが、一旦落ち着いて冷静に作品と対話してみることにしました。
香川には「ここはうどん屋なのか!?」とツッコミを入れたくなるようなうどん屋もあって、そういう店に限ってめっちゃ美味しいうどんを食べさせてくれたりして、そこでうどんを出してくれる職人さんたちの正確無比な「うどんさばき」はもはや「うどんマシーン」と呼んでも過言ではないように思えて、でも、うどんに対する「情熱」はやはり人でなければ持てないもので、AIが進んだり、シンギュラリティが待ってる時代においても、人は手作りのうどんを求めて香川にやってくるだろうし、そんな讃岐うどんにAIはどこまで逼迫できるだろうか?という挑戦の象徴なのかもしれない…なんて考えると、湯切りロボットくんもアート作品に見えてきました。
ちなみに、スタッフの方(人間)がくじを引かせてくれて「当たり」が出ると、うどんを一杯食べさせてもらえました。
美味しかったです。
これは芸術祭専用駐車場近くの作品。でかい。
中を覗くと、光が放射状になって目に飛び込んできます。
なかなかに荘厳なイメージです。
…てな感じで、全てを周りきることはできませんでしたが高松港周辺をブラブラしました。
高松港ってたくさんのフェリーが出入りするので、海や船を視界の端に収めながら散策してると「あー旅行してるなー」って気がしてとてもいいです。
島を見て回るのも楽しいですが、早めに帰って周辺を散策するのもいいもんですね。
ちなみに今回、高松港周辺で一泊したので、近くの商店街に繰り出して、地酒を飲んだりしてきました。ウヘヘ。
讃岐くらうでぃというそうです。
めっちゃ甘くていくらでもいける危険なヤツです。
旅先で飲んでます。ういー pic.twitter.com/vHBSsvfj49
— りと (@RitoJHS) August 8, 2019