今回は瀬戸内国際芸術祭2019で犬島に行った話をしようと思います!
犬島は岡山県
瀬戸内国際芸術祭のメインの玄関口からはちょっと遠い犬島は、岡山県岡山市の島なんですね。
JR岡山駅から直行のバスが出ていて、だいたい40〜50分くらいかかります。
…と、案内すると岡山駅からバスルートを勧めているような感じになりますが、個人的におすすめしたいのはレンタカーなんですよね。
というのも、犬島の玄関口になる「宝伝」って場所は、ちょっと足を伸ばせばぼくの好きな竹久夢二の生家があったり、戦国BASARAや刀剣乱舞とコラボして全国の刀剣ファンを集める備前長船刀剣博物館があったり、「日本六古窯」と呼ばれる日本の伝統的な六代焼き物の1つである「備前焼」の街があったりして、犬島のついでにその辺りを回るとめっちゃ楽しいからです。
とは言いつつも、犬島だけでも1日過ごせるくらい魅力がある島なんですけどね!
犬島は精錬所の島
もともと犬島は鋼をつくってた島なのだそうです。
その精錬所がそのまま残ってたのを改築して美術館にしたのが2008年で、合わせて「家プロジェクト」という、空き家をアートの展示場にする企画が立ち上がってたりと、犬島は、瀬戸内国際芸術祭が始まる前から直島と共に「アートの島」になってた場所です。
宝伝港の方からみる犬島の風景です。
遠くに見える煙突。
厨二感と言いますか、冒険心に火をつけられません?ぼくだけ?
岡山からの玄関口になる「宝伝港」は本当に小さな港なのですが、めっちゃアットホームな感じで、駐車場が一杯になっても地元のみなさんがなんとか車を停めさせてあげようとしてくれます。
フェリーの時間も決まってるのですが、乗客が多いとピストン輸送で、なんか結局「休みなし」みたいな感じで、ほんと頭が下がります。
フェリーに乗ったら10分くらいで犬島です。
犬島は、大人が歩けば1時間くらいで一周できる島です。
でも、駆け足で回ってしまうには勿体無い魅力がある島なんですよ。
精錬所をリノベーションしてつくった美術館。
看板だけでもグッと来ませんか?
美術館と家プロジェクトは撮影禁止なので、以下周辺の写真を見てやってください。
海が近くて…
長い道を歩くと…
煙突が見えてきて…
ダンジョンっぽいのも見えてきて…。
完全にダンジョンで…。
めっちゃ荒れてて…。
崩れかけてるのもあるし…!
モンスターとか待ち構えてそうだし…!
中ボス出てきそうだし!
犬島は、急いで回ったりせず、のんびりといろんな景色で足をとめながら、ゆっくり回って楽しむのがいいと思うんです。
もちろん屋外展示アート作品もあります。
思わず続きを描きたくなります(我慢ガマン…!)
休憩できる作品。ありがたい…!
内側にいると声が響いて面白かったです。
アーティストの方が実際に住まわれてつくられてる植物園だそうです。
めっちゃフリーダムな商売。
でも、田舎の野菜売り場とかこんな感じでしたねそーいえば。
「犬島時間」
いつだったか、犬島がキャッチフレーズに使ってた言葉だったと記憶してるんですが「いい言葉だなぁ」って思ったんですね。
犬島にいて、波の音を聞いたり、崩れたままになってるレンガを見てると「何を急いで生きてるんだ?」って思えてきます。
急いで生きて、何か得することがあるのだろうか?
心をすり減らし続けててもいいことなんか何もないんじゃないか?
そんなことを自分に問うことができる島です。
まあ、どうせぼくのことだからまた忘れちゃうんですけどね。
なので思い出すためにも、ブログに書いとくのは大事なことな気がします。
写真、iPhoneでもいいな…。
ぼく、実はカメラもちょっと趣味だったりしまして。
瀬戸内国際芸術祭に行く時、これまで一眼レフを首から下げて行ってたんですね。
でも、リュックに子どもの着替えやらおしめやら水分やらおやつやら、パンパンに背負って、なおかつ疲れた子をおんぶしたり抱っこしたりしながら撮影してたんですよ。
もう、いいんじゃないか…?
って思えてきて、今回犬島には一眼レフ持って行かず、今回の記事は全てiPhone6sのカメラで撮ったんですよ。
「あれ?全然いいじゃん!」って思いました。
人生、そんなものですね。
これも犬島時間。