自動着彩さんにお願いしたら面白い塗りになりました

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HDDを漁っていたら色を塗っていない線画が出てきました。

これぼくにしてはめっちゃ丁寧に線引いてます。

というか、昔はぼく紙に描いた線画をスキャンして塗ってたんですよね。

でも、常連さんはもうご存知のことだと思うんですが、ぼく途中で線画も色もレイヤー統合してしまうので「この作業無駄かもしれない…」と思って、最近は突然クリスタの画面にガシガシ描き始めるようにしてます。

「この線画勿体無いな〜、時間がある時にまた塗るかな!」

 なんて思ったのですが、はたと「そういえばクリスタに自動着彩って機能があったな〜」と思い出し、ちょっと試してみることにしました。

で塗ってもらったのがこちらです。

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うすしおが激辛になっとる!

でも、ぼくはしないような配色で面白いですね。

これをベースに上から自分で塗ってみるのも面白そうです。

巷では2045年くらいに「シンギュラリティ」というのが起きて、人の仕事をIAが奪うとか、AIに人が支配されるとかいうじゃないですか。

ぼくはあれちょっと懐疑的で、今まで人がしないといけなかったことをAIやロボットがしてくれるようになったのなら、人は人にしかできないことを目一杯楽しめばいいんじゃないかな?って思ってるんです。

それこそ芸術とか創作とか、いいですよね!

「携帯電話が普及したことで電話番号を覚えなくなってしまい記憶力が低下した」とか「パソコンが普及して手書きしなくなったから漢字が書けなくなった」とかって嘆く方もいらっしゃいますが、今まで「記憶」に使ってた脳の容量を「創造」に回せて素敵じゃないっすか。

尻尾が退化したことを嘆いてる人とかいないわけですし、同じようにAIやデジタルの力を補助具にして、今までよりもっと高みに行けばいいと思うんです。

ぼくの好きな絵の歴史ってのは、ルネサンスの時代に「ジョルジョ・ヴァザーリ」って芸術家が登場して、芸術家列伝って本を書いて、ダヴィンチとか偉大な芸術家が登場したので、今が人類史上芸術の最高地点だって書いたらしいんですね。

でも、その後も、絵の具チューブか開発されて色彩は鮮やかになって、鉄道が開発されて風景画が洗練され、カメラが開発されて写実じゃないジャンルの絵が生まれました。

そういう歴史を見てると、めっちゃワクワクします。

今ぼくらが「ペンタブ欲しいぃー!」ていうテンションで、当時「チューブ絵具欲しいぃー!」て言ってたんだろーなーって思うと、なんか一気に親しみ感じません?

だからぼくもデジタルで絵を描くのが楽しいです。

趣味の範囲ではありますが、自分も美術史の新しいジャンルのページに触れてるなって思えるんです。

ただ、新しい表現を活かすためには歴史に裏打ちされた基礎も必要で、そこがないとツールの機能のうわべだけの作品にもなっちゃう、とも思います。

だからぼくは、自分のできる範囲で、アナログでも絵を描くし、デジタルでもイラストをゆるりゆるりと続けて行きたいなって思ってます。