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「新世界」は楽園なのか幻想なのか【読書感想】

いつか読もうと思ってブックマークしていた、西野亮廣さんの全ページ公開の『新世界』を読みました。

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『えんとつ町のプペル』の人って言えば「あー!」って皆さん思われるんじゃないかと思いますが、以後メディアに取り上げられるたび賛否両論、絶賛と炎上の人って感じの方ですよね。

そんな西野さんが、何を考えてどう行動してきたかってことが書かれてる内容の本でした。

あ、公開してるウェブページを読んだので「本」ではないですね?

でも、ややこしいので今回は「本」と呼ばせてもらいます。

この本を読んで、一貫して「これからの時代に一番大事なのはお金じゃなくて、信用と縁があればお金は後からついてくるんだ。」と言われているように感じました。

西野さんのされる事って、今までにないような突飛なことのように報じられるし、やってることも胡散臭い感じをどうしても纏うんですよね。

お金がなくても、信用と縁、つまり「仲間」がいれば生きていけるってのは、なんか共産主義っぽいしインチキ宗教っぽいしONE PIECEの夢物語みたいだし「んん!?」って一瞬思っちゃいますよね。

でもこのお話には、きちんとした勉強して身に付けた知識を土台に考えて、その結果導き出された理に適った筋道があってのことだってのが、読んでくとよくわかります。

「オンラインサロンって正常に機能するとこうなるのか~」ってのもよくわかりました。

そう。

「読む」とよく分かるんですよ。

でも、本を一冊読む「時間」と「労力」って、結構なものですよね。

しかも「買う」ってなったらさらにハードルが1つ上がります。

時間と労力と金銭的負担。

あーそうか、ネットなんかでよく見る批判や炎上の種って、この3つを取っ払ったところにあるんだな~って思いました。

無料で一瞬で読める文字数の言葉。

それから「理論的に筋道立てて」ってのも、実は結構曲者ですよね。

「理詰めの人」って「理屈はわかるんだけど、人として好きになれない。」って言われたりしがちじゃないですか。

どこか感情的な部分がないと、相手は動いてくれないっていうか、それこそ好感を持ってもらえない。

でも、これが行きすぎると「国民一丸となってコロナに打ち勝とう!」みたいな、根性論だけの話になっちゃう。

この本で描かれる、新しい価値基準で今までの世界をひっくり返してしまう「新世界」は、確かに「そうなったらいいな」と思います。

でもここで語られる生き方は、現行世界ではまだまだクレジットカードを作ったりローンを組んだりできない生き方です。

確かに、徐々にじわじわとそこここで顔を覗かせている世界でもあるとは思います。

多分今は過渡期で、ITやらシンギュラリティなんかで一気に今後くるかもしれない世界なんでしょうね。

現代社会はまさに、ポーネグリフを持った航海士がいないとしんどい海ですねぇ。

新世界

新世界

  • 作者:西野 亮廣
  • 発売日: 2018/11/16
  • メディア: 単行本