子どもの在宅学習で感じたことあれこれ

これから書くことは、今回のコロナによる一斉休校における、ウチの子どもたちの自宅学習に対してぼくが感じたことの備忘録です。

地域や家庭の状況によって千差万別のことだと思うので、完全に個人的な雑感です。

日本国全の小学生の家庭学習について総括して何かモノ言いたいわけでなく、ただただぼくの心の声だと思ってお読みください。

ウチの子どもは、長男・長女・次男の3人で、上2人が小学生となっていて、3月からずっと休校が続いてる状態です。

そんなこんなで家で勉強させてるわけですが、その中で大きく3つの問題が見えてきました。

1つ目が、未就学児という怪獣です。

次男くんですが、にーにとねーねが家にいるので嬉しくて仕方ありません。

「あそぼ、あそぼ」としきりに訴えてくる弟に対し、普段は放っているくせにここぞとばかり「だって遊んでくれっていうから」という顔で応じるのでさっぱり勉強がすすみません。

まずこの時点で夫婦で、勉強する2人と遊びたい怪獣を手分けして分断させなければなりません。

2つ目の問題は先生抜きで新しい内容に入ることです

3月4月は主に「これまでの復習」がメインだった課題が、5月からは「新しい授業の範囲」をもらって帰るようになりました。

これは「別紙に解説をつけますからよく読んで自分で教科書を進めましょう」というスタンスなんです。

なので子どもは「文書を読んで内容を理解し、今まで知らなかったことがわかる力」が求められます。

これがかなりハードル高い…!

で、読んでも意味がわからないので親に頼ってくるわけですが、今度は親が「自分の子どもがどこまで理解してて、何を知らなくて、このページで先生が理解してもらいたいと思ってる内容はこれで、どこで子どもがつまづいてるかを把握して受け答えする力」が求められます。

そして、この課題にすっぱり抜け落ちてるのが「反復練習」です。

多分、渡されている課題は必要最低限なんだと思うんです。ドンドン次のページに進みます。

前のページが定着する前に次のページにいくのでもうパニックです。

「薄い教科書を一年かけて勉強する」理由がよくわかります。

というわけで、子どもの様子に合わせて適宜同じ問題を反芻してやる必要があります。

さらに上のきょうだいがいる場合、なまじわかるからと自分の言葉でドヤ顔で先生役を買って出て余計に場が混乱することになります。

理想は子ども1人に親1人のマンツーマンなのですが、我が家の場合親が3人必要になります。

3人目って誰!?

3つ目の問題がオンライン課題です

というわけで注目されてるのが、オンライン学習、遠隔授業です。

地元のニュースで「市立学校一律に教育委員会からオンライン課題を準備しました!」というのを目にしました。

しかしそのニュースは「ところが家庭にネット環境がない子どもが数千人いる状況です。」と報じて締め括ってました。

よくネットなんかを見てると「学校がアナログすぎる!」という怒りや嘆きの声がありますが、こういう現状を鑑みてのことなんだな、と思います。

というわけで、うちの子たちが持ち帰ったオンライン課題は「できる人は挑戦しよう!」という位置づけになってました。

当然、必須ではない課題を積極的にやるわけもありません。

さすがおれの子だ。

小学校の先生はすごいなぁ…!

性格も理解力も違う子を20人も30人も相手にしながら教えるんだから凄いことだとつくづく思います。

と同時に、いま学校で起きてる問題のほとんどは、1人の先生が沢山の子供を相手にしてるせいに思えます。

先生を増やせばいいわけですが、増えた先生に払う給料の問題が発生しますね。

そうなると税金の未納問題と高齢者に手厚い税制の問題が見えてきますが、そこには若者が投票に行かない問題があります。

しかし若者が全員選挙に行っても高齢者総数に勝てない少子高齢化問題も見えてきて、…と今日の話題から逸れてしまいました!

「ネット環境のない家に足を引っ張られてる!」と言い出すといじめや教育格差の話になりそうです。

「じゃあ学校が配ればいいじゃない!」というと、こちらのアマゾンでおなじみのやつでも、1ヶ月のWi-Fi料金込みでざっくり1人15000円だとして、全校生徒100人の学校でも1500000円の出費になりそうです。

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政府は今年度中に全国の少中学生にタブレット配ると言ってますが、すごいお金になりそうですね…。 

もういいかな、と思ってる

こういうった状況に、家事や在宅勤務を抱えなが対応することになるわけですが、ぼくはもぉ「親の責任果たせ」とか言われても、最優先は「勉強嫌いにさせない」じゃないかと思ってます。

この自宅学習期間に親にガミガミ言われたせいで「もう勉強なんてやるもんか!」ってなるのが一番怖い気がしてきました。

こんな御時世ですから、まずは親も子どもも健やかに過ごせて「ここまで頑張ったんですがこれはわかりませんでした」という状態のものを学校の先生に提出しようと思います。

それがぼくの「精一杯」です。