以前こちらの線画に「よかったら色塗って遊んでください」と呼び掛けたところ、たくさんの方にご参加いただきました。
実はその後も遊んでくださった方がいらっしゃって、今日はその作品を紹介させていただきます。
いとねまる (id:sitonemaru)さん
黄色と緑でまとめられた画面の中で首元の赤がアクセントになっててとっても爽やかです!
そして何より瞳の奥深さ、ですよね〜。吸い込まれそうっす!
梢瓏 (id:cloise)さん
影の付け方がめっちゃ丁寧!
いつもふわわ〜んのぼわわ〜んとするぼくの表現とはまた違った印象になってとっても面白いです!
ぼくのイラストがアニメ化されたらこんな感じなのかなぁ〜(妄想)
餅村そらた (id:mochisora123)さん
一体何食ったらこんなセンスが手に入るんだろう?
…って思ってしまいました。
ああ…ぼくももっともっと精進したいなぁ!
セーラームーンチャレンジもしてみた
ここのところ、皆さんがセーラームーンを描いてらっしゃって、いろんな絵柄のうさぎちゃんを見させていただいて楽しませてもらってたんですが、次第にぼくも描きたくなりました。
こんなの描けるのもステイホームのおかげだなぁって思います。
あ、ちょっと不謹慎ですね…ごめんなさい。
塗り絵もそうなのですが、ぼくは1人で絵を描いてれば幸せなんじゃなくて、同じ趣味の人とわちゃわちゃしたいんだろうなって思います。
絵を描くだけで幸せなら、わざわざネットなんか使って交流なんかせず、黙々と描き続けてたらもっとたくさん描くコトに時間が使えるわけですもんね。
この話とセーラームーンを絡めると思い出す人がいて、ヘンリー・ダーガーって芸術家です。
「芸術家」って書きましたが、本人はそんなつもりはなかったかもしれません。
ダーガーさんは、子どもの時に両親と死別した後、誰の助けも借りずに病院の清掃員として働きながら、人と関わることも家庭を持つ事もなく、ワンルームのアパートでひっそりと暮らす生活を60年以上続けて亡くなった人です。
ところが、死後彼の部屋から膨大な量のオリジナル小説と、その物語の挿絵が発見されるんですね。
「ヴィヴィアン・ガールズ」という7人のプリンセス達が、変身して悪と戦う話なんです。
そして、絶体絶命のピンチになると颯爽と現れるのが「キャプテン・ダーガー」。
別にセーラームーンが特殊なフォーマットってわけではありませんが、つい「似てるな」って思ってしまい、ぼくはセーラームーンとセットで思い出してしまうんです。
ぼくはやっぱ、そんな創作生み出したら、誰かに見てもらいたいし感想もらいたい。
ダーガーさんは、どうだったんだろう?
生前、彼が絵や小説を書いてるなんて誰も知らなかったそうです。
誰も寄せ付けない雰囲気があったらしいけど、自伝も残してるくらいだから、本当は誰かと作品について語り合いたかったんじゃないかな?
日中は清掃員として黙々と働き、まっすぐアパートに帰って創作に向かうという単純な生活を60年。
ぼくはネットがあって良かったなって思います。
創作のために1人で篭れる時間が欲しいくせに、できたものは誰かと共有して楽しみたい。
「絵が描きたいから1人にさせて!」て言いながら「できたよー見て見て!」と言いまわりたい。
ほんとネットは、孤独が好きな寂しがりやに持ってこいな場所ですね!
MoMAのダーガーさんの作品がこちらで見られます