ラジオを聞いたら「へぇー」って思ったことがあって、最近「テント」の売れ行きがいいそうなんですよ。
「出かけられないから庭でキャンプごっこするんだろうな!」って思うじゃないですか。
違うんですよ。
家の中に、子どものパーソナルスペースを作ってやるためにテントが売れてるらしいんです。
驚きました。
多分、同じくらいの子どもを育ててるパパさんママさん世代は同意してくださると思うんですが、ぼくらが家づくり系の話題で大なり小なり触れる話に、こんなのありますよね。
・お母さんと同じ空間で勉強する方が子どもの学力上がります。
・「勉強部屋」を当てがって子どもを「隔離」してもあんまりイイコトありません。
・お互いの気配を感じながら過ごせる家が良い家です。
メーカーごとに言い回しは違うと思いますが、だいたい似たようなニュアンスの話があると思うんです。
実は、この話にはあまり触れてない前提があるそうなんですね。
「お父さんが平日仕事に行っている」ことです。
つまり「平日はリビングが子どものための部屋になってる」んです。
曜日や時間帯によって、リビングの主役が入れ替わる。
確かに、土地が狭くて元々「お茶の間」って概念があった日本に馴染みやすいなぁ、なんて思っちゃいます。
しかしこれが、お父さんがテレワークで、子どもも休校状態になると途端に息が詰まる状態になって、簡易子ども部屋として、テントが売れるということに結びついたんだそうです。
面白いですね。
ぼくもインテリアとか大好きなんですが、理想的なマイホームの価値観も、ここにきて一気に変わるかもしれないな〜、なんて思って注目しています。
今までのように出勤しなくていいことがわかった仕事も少なくないみたいです。
全部テレワークにしなくても、計画的にテレワークするのもアリかもしれないってところもあると思います。
こうなってくると、地価も変わってくるんだそうです。
全国各地の、中心街・オフィス街から交通アクセスの良い場所の地価が下がったり、逆に周囲の騒音に悩まされない場所はさらに上がるのかもしれません。
かつて「ベッドタウン」と言われていた場所が「テレワークタウン」になるかも?なんて思うと、街の表情もガラッと変わってくるかもしれません。
ぼくの興味ある分野の変化について書きましたが、いろんな分野で似たようなことが起こるんでしょう。
東日本大震災をの時は「絆」を錦の御旗に団結する雰囲気がありましたが、今回は物理的に団結すると三密になっちゃうので、Wi-Fiを使って心で団結しなければなりません。
他人のこと、面と向かわずに解ることなんてほとんどないわけですし、いちいち目くじら立てずにフワッと団結すれば良いと思うし、「今までと変わるのは煩わしいし嘆かわしい!」なんてことも言わずに、なんというかこう、軽やかに、楽しみながらついて行けたら良いなぁって思います。
Zoom飲み会くらいのゆる〜い感じの団結が良いんでしょうね。
でもぼくは、家に帰ったら1人の世界で絵を描いたりゲームしたりしたいので、Zoom飲み会は未経験者です。(あ、ついて行けてない…)
あと、在宅ワークすると、仕事用の良い椅子欲しくなりますよね…。