先日、家具コンシェルジュで椅子オタクの嫁氏(id:mashley_slt)さんが「Radio Garden 」というアプリをこちらの記事で紹介なさってました。
ラジオ好きなぼくとしてはとても興味を惹かれ、早速インストールしてみたわけなんですが、これがヒジョーに面白くて、すっかり気に入ってしまってます。
端的にいえば「ネットを介して世界中のラジオが聴ける」アプリなのですが、それだけの機能ならiTunesやPodcastなんかに昔からあったんですね。
しかし、このアプリは選局の仕方が面白いんです。
こんな感じで、世界地図が表示されます。
で、地図上の緑の点の部分に◯を移動させると、そのエリアのラジオが聴けるわけなんですよ。
GoogleMAPを無駄に開いて旅した気分になって遊んだことって、ありません?
あの感覚に「その土地へ車で行ってテキトーにカーステレオをチューニングしたら番組を拾った」って感じを上乗せされるんですよ。
どうですか?
たのしそうじゃないっすか?
特にぼくがハマっているのが、死ぬまで行きそうにないエリアのラジオを聴くことです。
孤島とか、めっちゃいい感じです。
ハンガロアとか、
セントヘレナとか!
「ああ、こんなところにも(…って言ったら失礼ですね…!)ラジオステーションがあって、そこから発信されれたラジオを聞きながら生活してる見ず知らずの、ぼくの人生とは多分一生接点のない、でもラジオが好きという共通点のある人がいるんだ。」という当たり前のことに気がつき、そこでの生活を妄想し始めると楽しくて仕方がないんです。
そして、番組をBGMにしながら地名をネットで検索し、どなたかの書かれた旅行記を読んだりして、その土地に想いを馳せたりしてたらたまらなく幸福な時間の中にいられます。
フェロー諸島とか。
グリーンランドとか!
って、貼り出すとキリがないのでもうやめときますね。
「ちょっと試してみようかな?」と思われたらウェブ版もあります。
ぼくの好きなラジオ番組に「travelling without moving」ってのがあります。
タイトルの通り、部屋にいながら旅気分を味わえる番組で、どことなく「ジェットストリーム」っぽい雰囲気なんですが、こちらは選曲にメタルバラードが多めでチルな雰囲気を醸した、ぼくみたいなカッコつけたがりに持ってこいな番組なんですが、この番組を聞いててもつくづく思うのが、人は想像力でどこにでもトリップして気分転換できて、現代人はそんなこと忘れて一生懸命体を動かして物理的な充実感を求めちゃってたなってことです。
当然、年中じっとしてれば良いって言いたいわけじゃなくて、体を動かして得られる幸せと、じっとしてるときに得られる幸せとが、バランスが取れて初めて人間らしいっていうか、豊かなことなんじゃないかなーなんて思ったりしました。
人があんまり動かなくなったことで、地球のあちこちの環境が急激に綺麗になったり、奈良の鹿の下痢が治ったりしてるみたいですし、昔愛読していた「3×3 EYES」って漫画でも、一時地球から人類がいなくなって、自然が蘇るってエピソードがあったりしたのを思い出したりして、moveとstayのバランスも今後は考えて、stayのときにmoveしたくなったらこのアプリを楽しんだりするのが良いんじゃないかな?って思ったりしました。