『天気の子』を観ながら地球環境について考えた

遅ればせながら『天気の子』を地上波初放送でようやっと見ました。

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「君の名は。の監督の新作!」と期待して見たうちの奥さんなんかはピンと来なかったみたいでしたが、「セカイ系」を軸にしながらこれまでの深海監督作品と比較しつつオタク同士で熱く議論したくなるようなお話だなぁ!と楽しませていただきました。

しかしぼくはセカイ系についてここで一人語りできるほど造詣も深くないので、いつも通り見ながら考えたことを以下ダラダラと書いていこうと思いますので、お茶とお菓子でも横に置いて気軽にお付き合いいただければと思います。

ネタバレはしませんがあらすじにはちょいと触れますので気になる方はお気をつけくださいね。

この作品は気候変動の話が絡んできますが、これって別にファンタジーでもなんでもなくてこれからあるかもしれない未来なわけで、そのあたりに妙な薄寒さを感じます。

以前ニュース記事で目にしたのですが、どうやら2050年にCO2排出量がゼロになっていないと、地球環境はもう元に戻れなくなるらしいですね。

2050年っていうと「未来の話」って感じがしてしまいますが、どうやら2050年にゼロにしようと思ったら少なくとも2030年には今の半分になってないといけないらしいですね。

2030年っていったらあと10年切ってて、ぼくも30歳から40歳があっという間だったので、おそらくすぐ来ます。

今のまま2030年を迎えたらもう元には戻らないってことで、長雨について「元に戻ってるだけ」と解釈される天気の子の舞台よりヤバい世界がすぐそこに迫ってるってことですよね。

全世界共通の問題なので、国家規模で取り組まないといけないわけで、レジ袋が有料になったのも、ガソリン車をやめようとしてる動きもこの試算に基づく動きなのでしょう。

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ところで。

レジ袋有料と同時に、エコバッグめっちゃが増えた気がしません?

もちろん必要な分は良いのですが、余ってるっていうか。

気がついたら粗品的にもらった企業のロゴ入りエコバッグのストックが家に溢れてるような。

これらはそれはそれはエコな製法で作られてるんだろうなって思います。

当然、ハイブリッドカーを製造するための工場で動く機械の燃料も、エコでクリーンな永久機関かなにかなのでしょう。

とかなんとか、世間を斜めに見てるだけではしょーがないので、自分に何ができるかなー?って考えると、これまたなかなか難しいですよね。

なのでせめて「楽しくできる範囲で」って思ってぼくが家で導入してるのが太陽光発電+蓄電池とペレットストーブなんです。

個人の意見だとお断りして書きますが「太陽光はお得です」ってのはぼくはあんまり信じてません。

イニシャルコストを回収するまでにはあと30年くらいかかります。

それまでに派手にぶっ壊れたら赤字ですし、自分が先に死んだら旨みもありません。

それでも導入してるのは「ぼくはこれでエコに貢献してる」っていうモチベーションなんですね。

ペレットストーブも、木を燃やして炭素の移動しかないのでエコです(電気もちょっと使うけど)。

どちらも、ガジェットとインテリアが好きなぼくにとって相性がいいと思ったので導入してるだけで「みなさんにおすすめです!」なんてものじゃないです。

2030年を見越して一人一人がなんかするべきだとは思うんですが、そのために全員が一律に同じことをする必要はないんじゃないかな、それぞれで楽しくできるエコ活動をちょっとずつやればいいんじゃないかな?と思ってます。

「2030年までに半分」ってのも、自分で調べたわけじゃないですしね。(さりとて自分で調べる術はないのでここは信用することにしてます)

なんにせよ、将来「アンタ等なんて問題を残してくれたんだ!」って言われないようにはしとかないとな、と思ってます。

それが、2030年頃に社会に出ていく子を持つ親として、また、バブルのツケでしんどかったロスジェネ世代として『天気の子』見ながら思うことでした。