みなさん福袋買いました?

ギリギリ1月のうちに、まだ正月ムードが残ってるイオンで叩き売りされてた福袋セールを見ながら考えたことを書こうと思います。

じつはぼくは福袋がちょっと苦手です。

「めっちゃ欲しいって程じゃないけどお得なもの」について、気持ちの整理をして手元において仲良くしていくことができないんですね。

ぼくは不器用なのだろうか。

うーむ?

いまちょっとぼくの人生振り返ってみましたが、ぼくは不器用ですね、はい。

いや、福袋を買うのって、本屋や図書館で偶然出会った本を手にとって読んでみたら「めっちゃ面白いなこれ!」ってなるのと同じこともあると思うんですよ。

その福袋に入ってたものから新たな感動や喜びとの出会いもあるかもしれませんよね。

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そー考えると、ぼくは機会損失してるかもしれない。

でも、やっぱ…苦手なんだよなぁ。

ただ最近は、おそらくぼくみたいな不器用人間に寄り添うように、福袋の中に入ってるものがすべて事前に公開されることが増えましたね。

これも説明責任ってやつなのかな?って思いました。

何が入ってるかわからないドキドキよりも、いらないものが入ってた〜、というがっかりからくるイメージダウンや、場合によってはクレームに近い問い合わせ対策のようにも思えます。

あんまりお客様が神様な世界は、奴隷が増えて格差社会だな〜って思います。

そんな、中身のわかるスケスケ福袋を見比べていると、値段の高い福袋ほど商品の割引率がいいことが多いですよね。

つまり、高い福袋を買える人ほどより得をするわけで、これまた富めるものがより富む格差社会を増長しそうだな〜、なんて思います。

Go toトラベルも同じですよね。

休みを取る時間があって、旅行に行く時間がある人だけが恩恵にあずかれるらしいけど、こちとら土日祝日休みなくスポ小があって行く間がないんだよー!と枕を濡らしておりました。

ふるさと納税にもそんな側面がありますよね。

というか、考えてみると各種の保険や税金も、月払いにするより年払いの方が安かったりして、これらすべて、富めるものがより富むシステムになってる気がします。

嗚呼、資本主義社会…。

とはいえ、共産社会がいいかと言われたらそれはそれで首を縦に振りたいとも思えません。

そう考えると、げに現代社会は難しいですね。

そんな中で意思決定をしていく国のトップの皆さんは本当に大変なお仕事だなーって思います。

ぼくらにはわからないような色んな苦労がおありでしょう。

それらをいちいち説明するのも大変なのでしょう。

でもぼくは「こーするとこーいうメリットデメリットがあるけど、このメリットを享受したいからこのデメリットは我慢してついてきて欲しい!」って、はっきり言ってくれるリーダーがいいなぁ〜って思います。

「こーすればまるっと全てがバラ色!」みたいな言い方して、質問されたら「お答えできません」とか「回答する必要はありません」とかいわれちゃったらどうしていいかわからないな、と思うんです。

…と、ぼくレベルの人間が捉えてる視界ではそう思うんですが、ぼくには見えてない部分があるんだろうなぁ。

そーいえば鳥って人間よりも視細胞の種類が多くて、人間よりさらに極彩色に世界が見えてるんですよね。

「どうやったらこんな配色ができるんだろう?」って思うような絵に出会うと、ぼくは鳥の目のことを思い出さずにはいられません。

そして「この絵を描いた人の目には世界はどう写ってるんだろう?」って想像すると、とても羨ましくなってしまって、ちょっとしょぼんとしてしまいます。

そしてしょぼくれてても仕方ないので、自分の眼も豊かに肥したくて、色んな本を読んでみたり、景色に目を向けてみたりするんです。

世界は今日も複雑で難しくて美しいですね。