うちには3人の子どもがいます。
大人になれないぼくを1人目とカウントすると、子ども4人の母子家庭になってしまいますが、おそらく役所的には子どもは3人です。
しかし、玄関には「ここで子どもかるた大会でもやってるのか?」ってくらいの量の子どもの靴が並んでいます。
そんなところにぼくも靴を置いていたら、モミのくちゃくちゃにされてしまうのは目に見えてるので、ぼくは2階の自分の書斎エリアに靴を持って上がるようにしています。
これはぼくが靴にこだわりがあるからとかそーいうのでは全くなく、なにか対策を講じなければ玄関のタイルが見えなくなってしまうからなんですね。
それでも「ちょっと外へ」って時にいちいち書斎エリアにいくのは面倒なので、一足だけクロックスを玄関に置いています。
ぼくは2〜3年に1回クロックスを新調します。
靴底がツルツルになって雨の日にタイルで滑るようになるのが買い替えのタイミングです。
しかし、履き続けたクロックスって、裏面が削れていくのとは裏腹に、自分の足にフィットするよう変形しますよね。
その履き心地はまさに、世界に一足しかない自分の足のためのオーダーメイドクロックスで、本当は買い替えたくないくらいの逸品に仕上がっています。
ぼくは28センチの扁平足という「買いたい靴より履ける靴」を選ばなければいけない十字架を背負って生まれました。
なのでこの、買い換える直前のクロックスの履き心地の良さはというのは、本当に別れ難いものがあります。
それでもやはり、雨の日に滑る危険には代えられません。
滑って転けた際に、豆腐の角に頭をぶつけないとも限らないのです。
そんなわけで、先日新しいクロックスを買いました。
買ったばかりのクロックスは、まだ足に馴染みません。
ぼくに歯向かうじゃじゃ馬っぷりを発揮しています。
それでも、これから少しずつ、この新しいクロックスとたくさん「ちょっと外へ」出て行かなければならないな、と思いながら、ゴミ出しに行くのです。
足といえば、フジリューこと藤崎竜先生のコミックス『封神演義』を初めて読んだ時「ああ、足ってこんなに大きく描いても変じゃないんだな」って思ったのはいい思い出です。