今週のお題「100万円あったら」
先日、描きたい欲はあるのに描きたいものがなくて、描きたいテーマを探したいって記事を書いたんですが、そんなタイミングで「100万円あったら?」なんてはてなさんからお題が出てて、閃いてしまいました。
ぼくは、自分が自由にしていい100万円があったら、岩絵具と麻紙のストックを買います。
そーして「泡銭で買った画材だから」と言う気持ちで、いろんなことを試してみたいと思います。
ぼくは日本画を描くんですが、岩絵具ってのは日本画の絵の具で、麻紙ってのは日本画の支持体です。支持体ってのは画用紙とかキャンバスとか、絵の具を乗せるもののことです。
あまりに生々しい話になってしまうので暈していうと、日本画で50号サイズを一枚描くたびに、だいたいiPadが一台買えるんですよ。
50号ってのは、一辺が1167mmでもう一辺は種類によって違いますが、畳一畳よりは一回りくらい小さいくらいかな?って感じです。
しかも、色によって値段が違って、きれいで自然界に少ない色を使えば使うほど、Apple Pencilとかsmart keyboardが付けられるようになります。
iPadの単位って「台」でしたっけ?「枚」でしたっけ?
そーいえばゲームソフトの単位もよくわかりませんね。
ぼくら昔「一本」「二本」って言ってた気がするな。
今でもぼくら世代のパパさんママさんって「カセット」って言ってますよね。
話が逸れました。
ぼくはしがないサラリーマンなので、ついついケチって絵を描いてたことに気が付いたんです。
同時に、デジタルが楽しい理由も解ってしまいました。
電気代だけで、どんな色でも無限に使い放題じゃないですか、デジタル。
なんなら顔料や染料では表現しにくい色までレイヤーのモードをいじってやれば自由自在でなんですよ。
20年前にフォトショップを始めて触った時から知ってたことなのに、慣れすぎて忘れていました。
そーいうことなんです。
無意識のうちに、なるべくApple Pencilやsmart keyboardを付けなくてもいいように、縛りを設けてテーマを考えてたんじゃないか?
だから描きたいものが浮かばなくなってたんじゃないか?と。
このことに気づいた時、同時に難題が立ち塞がりました。
我が家はこれからさらにエンゲル係数も学費も上がっていくというのに、このままぼくは日本画を描き続けられるのだろうか…?
おそらく今までのペースでは描き続けられません。
間違いなく絵の具が追いつかない。
でも、画材が自由に使えないと、自由に発想もできない。
今思いつく回答は、無理して作品を量産せず、一枚の絵にじっくり時間とお金をかけた方がいいってことなんでしょうね。
今日のブログのテーマは、そんなことに気づかせてくれました。
ありがとう、ブログテーマ。
ありがとう、100万円の妄想!