ブログで何度か語ってる通りの、W杯もラグビーも全く見ないぼくですが、そんなぼくでも今回の東京オリンピックが決まったときに楽しみにしてたことがあったんですね。
それは何かっていうと、以前の東京オリンピックの際につくられた、グラフィックデザイナー亀倉雄策さんのようなポスターです。
よかったら「亀倉雄策 ポスター」で検索してみてください。
どうっすか。
これ、デジカメもフォトショップもない時代につくられてるんですよね。
すごくないっすか!?
2020年の東京オリンピックともなれば、後にデザインの歴史に名を残すような、なんならいまのじだいのことですからアートやデザインに限らない、ARやらVRやら使ったクリエイトもばんばん登場するんだろうな〜って思ってたんです。
ところが気がつけばですよ、
この関連で最初に話題になったのはロゴ問題でした。
そしてお次に盛り上がったのは、新国立競技場のすったもんだでしたよね。
いっとき「お!」って思ったのはリオ五輪のラストに安倍さんがマリオのコスプレをして登場したくだりでしたが、あれも「日本を象徴するようなコンテンツってほかにはなかったのか?」って話が出てきたり、最近になって豚問題もあったとかなんとかで、なんだかなーって感じだったところに、今回とどめのような小山田さん騒動です。
いや、わかるんですよ。
最初に大絶賛した亀倉雄策さんのポスターも、走者が一斉にスタートしてる写真のやつは、イイ写真がなかなか撮れなかったが為に、モデルに一晩中何十回とクラウチングスタートをしてもらったって逸話があって、今みたいなネットのインフラがあったら「ひどすぎる!」って炎上してたかもしれません。
それでもやっぱ、今回は何が違うんだろうなー?って考えちゃいます。
もちろん当時を生きてたわけではないので想像することしかできませんが、全体での歓迎ムードが雲泥の差ってのは大きいですね。
と、批判してばっかりでは面白くないので、じゃあどんなオリンピックならぼくは楽しいか?という思考実験を唐突にしてみようと思います。
まずはやっぱり、VRの技術を駆使してスマホとかかざすと、どこでも現実世界と重ねて選手の映像が見られるようにしてくれたら楽しそうです。
家の近くの道路を陸上選手が走ってくれて、道ゆく車とレースしてくれたりしたら「こんなに早いのか!」ってびっくりしそうです。
公園なんかで子どもと一緒に走ってもらって、何ならSNSにアップしても良いようにしてたらめっちゃ楽しそうです。
「この技術を駆使してトップクリエイターやVRアーティストはこんなの作りましたよ」なんて特番があったら見てみたいです。
これなら無観客でもめっちゃ盛り上がりそうですよね。
無観客でやるなら大きなハコも必要ないわけですから、種目別に全国の競技場に散らしてくれても良いなと思います。
そしたら選手の皆さんにも、地方の魅力を感じてもらえる機会になるかもしれませんし、コロナが終息すれば、推しの選手の聖地を巡礼するファンなんかも出てくるかもしれません。
東京の渋滞やその他もろもろ交通インフラに関する問題もまるっと解決です。
ここでもVRテクを駆使して、競技場でスマホをかざせば当時の選手映像が出てくるようになってると楽しいですね。
選手と一緒に記念写真とか撮れちゃいますし。
「日本らしさ」を満喫していただくために、ぜひIOCの皆さんには移動の際に公共交通機関を利用していただきたいです。
これ以上なく日本を感じてもらえるんじゃないでしょうか。
乗り合わせた方々の力でSNSも大いに盛り上がるような気がします。
とまぁ、思いつく限りのことをダラダラと述べさせていただきました。
ぼくみたいな地方のリーマンが思いつくくらいですから当然名だたる方々はもっと上いく面白企画を声かけられたら出すんだろうなー、でも声かけられないんだろうなー、なんて思ったりします。
というわけで、ぼくは今回もほとんど見ないんだろうな、オリンピック。