画材屋さんに行こう

先日、日本画のごっつい本を買ったお話を書いたんですね。

さっそく触発されて、最近ネットで注文することが多かったのだけど、お店に日本画の画材を買いに出かけました。

昔からずっと通ってる画材屋さんだったんですけど「日本画コーナーってこんなに狭かったっけ?」ってふと思ったんです。

いや、コーナーの面積は減ってないんですよ。

なので、ぼくの感覚の話なんだけど、ああ日本画の主だった画材って改めてよく見たらこれだけだったんだな、っていう、これもゲジュタルト崩壊の一種なんですかね。

ひょっとしたら昔は高価なものは見ないようにしてたから余計に広く感じてたのかもしれません。

そうやって考えるとすごいですよね。

これだけの画材の範囲で、あとは使い手の技量の差で豊かな表現や震えるような名作が生まれたりするわけですから。

ひょっとしたら、デジタルに慣れちゃったのもあったかもしれません。

描画アプリが違えばツールの機能も違ってきて、それらを画材に例えちゃうと種類は無限なんじゃないか?って気がしてきますもんね。

そーいえば、デジタルが世にで始めた頃「ツールに頼って皆同じような表現になる」みたいな苦言を呈した本も読んだことがありました。

まあ、ぼくはご覧の通りでデジタルもアナログも大好きで、モニターが2枚並んだテーブルの上も絵の具が並んでる棚もどっちも見ててニンマリしてしまいます。

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最近、意識してることがありまして、毎日の隙間時間を一生懸命寄せ集めて絵を描く時間をつくっていると、次第に絵を描くことが目的になっていってしまって、絵で何を表現するか、まで気持ちが持っていけないんですよね。

なのでせめて「ぼくは絵を描くのが好きなんです」って気持ちは乗せたくて、楽しい気持ちで絵を描くことを意識しています。

意識しないと楽しくないんかい!?って言われるとちょっと痛いのですが、そのためにも知らないことを勉強するために本を読んだり、使ったことない画材を使ってみたり、そんなことをちょっとずつやっていきたいな〜って思います。

リアルでお会いする「この人の絵凄いなぁ」って思う諸先輩方って、人生楽しそうな方が多いです。

もちろん、それぞれで苦労されてたり辛かったりすることはあるのでしょうが、そういった姿を見せないところが凄いっていうか。

ぼくも、そもそもの自分の人生を楽しみたいです。