最近、またしてもラジオ業界の進化を感じています。

大学生の頃「仮面ライダークウガ」でヒロインの桜子さんていう大学の研究者さんが、早朝の研究室でストーブをシュンシュン言わせながらマグカップを片手にラジオを聴きつつパソコンのモニターとにらめっこしてる姿を見て「おっしゃれ〜!」て思って以降、テレビよりラジオをBGMにするのが習慣になってしまったぼくなのですが、なんか最近ラジオが新しい展開を見せてるなぁって感じています。

今日はそんなラジオファンのボヤきです。

Amazonミュージックみたいな、サブスクの音楽配信サービスがポッドキャストを配信し始めたんですよね。

あんまり使ったことのない方のためにちょろりと説明しますと、ポッドキャストはiPhoneだと最初っから入ってるインターネットラジオを楽しむためのアプリです。

既存のラジオ局が番組の一部を配信したり、趣味というか個人の方がブログのようにラジオ番組を作って配信されてたりするのを聞くことができて、2000年の中頃にものすごい勢いで広まったものの、日本では2010年代に入って以降下火になったような気がしていました。

Appleファンを自称しているぼくも、実はApple純正ポッドキャストよりGoogleポッドキャストの方が使いやすいな〜って最近は思ってる感じです。

そんなポッドキャスト界隈ですが、radikoアプリが出たときに一度様子が変わった感じがありました。

radikoはスマホでラジオを聞くことができるアプリで、一週間以内なら過去放送も聞けるわ、有料のプレミアム会員になると全国のラジオが聴き放題になるわという、ぼくみたいなラジオ好きにはたまらないアプリで、今となっては若い方はラジオといえばradikoのことだと思ってる方もいらっしゃるそうですね。

radikoが普及し始めると、ポッドキャストは今度はラジオでは時間の都合でカットになったトークをまるっと収録した完全版を配信したりする番組が増え始めました。

これは自分の好きな俳優さんとかがゲスト出演する番組ではファン垂涎ものです。

この配信先が、Amazonミュージックとか音楽のサブスクサービスにもきはじめたなーって感じてます。

J-WAVEにジャムザ・ワールドって番組がありました。

テレビではあんまり報じられないようなこともガンガンに切り込んでいって、連動してるTwitterもたまに荒れたりする硬派なニュース番組で、ぼくが聴き始めた頃は月曜から金曜まで、途中からは木曜までになりつつも、毎日高密度な情報を発信してくれる番組で、視野が広がる感じが好きでずっと聴いてたのですが、今年の3月に終了してしまったんですね。

ぼくは2006年くらいから聴いてたので結構寂しかったです。

番組内の著名人をゲストに呼んでゆっくり語る「アップクローズ」ってコーナーだけがポッドキャストとなって週1回配信されてたんですが、この8月からはAmazonミュージックで月曜から金曜まで毎日配信されるようになりました。

しかも、プライム会員じゃなくても聴けるという大盤振る舞いです。

20代の頃からずっと聴いてたので、なんか日常が戻ってきたような気がして嬉しくなっています。

「ラジオでやってた人気番組の延長戦がネットで配信される」って流れ、今後さらに広まっていきそうで、なんかラジオがまた新しフェーズに来た気がするなぁ〜、とか思えてワクワクしている今日この頃です。

「ジャムザなんとか、りとが言うならちょっと聴いてみてやろうか」て方がいてくださったら嬉しいです。

spinear.com

ラジオを聞いて筆も捗ります。

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