これはかつて、飲み会が普通にできてた頃のお話です。
ブログで何度か描いてる通り職場の飲み会は2回に1回のペースで参加するようにしているぼくなのですが、仕事関係なく集まる飲んだり食べたりだべったりするのが好きな人たちの集まる会は大好きなんですね。
そんなとある会に参加したとき、電線の話になったんですよ。
ストッキングじゃないですよ?
電柱から方々に伸びてる、スズメが停まったり、凧揚げの時気をつけないといけないやつです。
なんで電線の話になったかは酔ってたのでさっぱり思い出せないのですが、同じ電線でも、人によって見方や考えることが違うんですよ。
ある建築関係の仕事をしてる人は、電線がその場所の景観に及ぼす影響について考えるんだと言いました。
また、通信関係の仕事の人は、どこの会社の電線でどれくらいの速度なのかが気になるとのこと。
そんな話を聞くぼくは、電線の描く曲線の複雑さが好きなんだというわけで「みんな受ける印象が違ってて面白いですね〜」なんて言いながらグラスをチンとやるわけです。
先日書いたように、たまに「絵描きなら作務衣を着ろ」なんて絡まれたりもしますが、こういう、いろんな人のいろんな価値観や見てる世界を垣間見るのは本当に楽しいです。
なるほど、そーいう世界もあるのか!みたいな。
世の中の多様性に触れ、人や社会と関わることの面白さを実感する瞬間だと言ったら大袈裟でしょうか?
でもぼくは、自分が知らないものについて嬉しそうに語る人の話を聞くのが好きで、だからブログも面白かったりしています。
と、ブログはブログで良いのですが、そろそろグラスを酌み交わしながら互いの好きなものについて語る気楽な飲み会、やっぱやりたいっすね。
ソーシャルディスタンスは気楽で快適なんですが、あまりに接触を避けすぎて、さすがのぼくでもそろそろつまらなくなって来たなと感じています。
ぼくですらこーなのですから、もともと人と接するのが好きな方は本当にしんどいでしょうね…。
巷ではオミクロンがどうとかこうとか言ってますし、再拡大なんてことにならないように気をつけたいです。
ところでオミクロンって見かけるたびに、ミクロマンに見えませんか?
え?見えない?
これも多様性です。