まだ生きてて良いらしい

去年、健康診断に引っかかって再検査の後にもう一度再検査という、字面だとよくわからないんですが、つまり再々検査になってしまったって話をちょっと前に書いてたと思うんですが、結果  「いまのところ異常なし」という結論を正式にいただきました。

ぼく、まだ生きてて良いらしいです。

あーよかった。

…てまあ、統計的には2人に1人は癌になるっていいますしね。

早期発見早期治療が大事って、今回のことはそーいうことなんでしょう。

丁寧に見てもらえて感謝です。

とはいえ、人間いつか死ぬし、ぼくらくらいになると同級生にも「お先に!」ってヤツいますよね。

だから「まーいざとなったら順番回ってきたって思わないとな」って気持ちもどこかで持ちつつ、とはいえ「奥さんや子どもら困るよなー」と思ったり「高校時代からリアルタイム世代としては、一応ONE PIECEの最終回も見たいよな」とか「ゼノギアスのリメイクが出るまでは死ねん!」とか思ったりもしないでもないんですよね。

年明けからこっち、再々検査がなーんか気になって、もやもやしたような日々を過ごしていたんですが、ひとまずスッキリしました。

※ゼノギアスとは、りとが高校時代に稲妻のような衝撃を受けたプレイステーションの名作で、大人の事情でリメイクができないとネットで噂されてるゲームです。

ただ、不発弾は抱えてるらしいので「来年度からは人間ドックで全身しっかり見てもらいましょう」と言われてしまいました。

まあそれはそれで芸術家らしい儚さがあって良いかもしれません。

やっぱ改めて、今までみたいにがむしゃらに生きてたらいいって年齢じゃないんだなーって思いました。

今回も何度も検査のために仕事をやりくりして、有給取ったり割と面倒だったんですが、これからはちゃんと自分の体と向き合って「おいお前、無理してないか?」って労わりながらちゃんとメンテナンスして、それでいて社会でも家庭でも追う責任は増えていって、ガソリンもどんどん値上げしてるのに給料は上がらなくて、ほんとすげーよ現代社会!って感じですね。

社会に出立ての頃、飲み会の席で「休日は絵を描いたり漫画読んだりしてたらそれで楽しい」みたいなことをポソッと隣の席に座ってたご年配のマダムに言ったら「趣味が学生のままね」とか言われたんですが、今となっては学生のような趣味というか出費で満足できるんだからむしろ勝ち組なんじゃないかと思ってるくらいです。

まぁなんにせよ、四方八方から色んなものをむしり取られながらも常に笑いながらお迎えが来るまで、もしくは体の不発弾が起動するまで生きていこうと思います。

同年代の皆さん、一緒に人間ドック行きましょう〜。

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