うっかり4月になってたので今日は毎月恒例の、ぼくがオリキャラを描かせていただいているApple kyoさんにお送りした今月の壁紙紹介です。
こちらですー。
どうでしょー?
何度がブログでぼやいてる通り、液タブに慣れて自分の思う絵が描けるようになってきたので「画力を上げたい」って欲が出てきて、あれこれ調べながら描いてるんですが、自分的には今の目一杯が詰め込めたなーって感じです。
先月のこちらの扉絵なんですが、桜の花びらを全部自分で描いてみたんですね。
これはこれで楽しかったのですが「そーいやフォトバッシュって技法を聞いたことあったなー?」って思い出しまして、今回はフォトバッシュも使ってみました。
一応フォトバッシュのぼくなりの解釈でご説明させていただきますと、自分が撮ってきた写真やフリーの写真素材を加工して作品に使う技法のようで、なんとなくどことなくズルっぽい感じがするし、うまく加工しないとイラスト部分が浮いてしまうので賛否両論あるみたいなんですが、ぼくは「デジタルならではでめっちゃ面白いじゃん!」とか「今の時代のコラージュって感じじゃん!」とか思うんです。
というわけで、今回は三カ所でフォトバッシュ使ってみた次第です。
どうですかね?
うまくいってますかねー?
そうなんです。
手すりと、左奥の橋の部分と、右奥の街並みの辺りです。
やってみて思ったんですが、フォトバッシュって絵から違和感がなくなるために不必要な情報をどんどん落としていく、引き算のスキルがすごく必要ですね。
これってぼくが、昔からずっと自分の絵の師匠に言われている「君は解釈が足りない」ってことにすごく通じている気がします。
モチーフをよくみて、そのモチーフの最も大事な部分を見極めて本質部分だけを絵にすることだとぼくは理解してるんですが、思ってることができるかどうかはまた別の話で、ついつい写真のような絵にしてしまって、でも写真のような絵なら写真でいいわけで、かといって流行りのスーパーリアリズム絵画ほどは描けないし…ってここ数年ずっと悩んでたんですが、なんかフォトバッシュがこの件のヒントになりそうで、すごくウキウキワクワクしています。
とにかく何枚かフォトバッシュ使ってみようと思っているところです。
勉強とか練習って、わからなくてもとにかく知識と経験を貯め込んでいくと、ある時「あ、そーいうことだったか!」ってなるタイミングがありますよね。
学生時代散々やらされた色彩の練習とかがまさにこれで、最初はよくわからず感覚的にやらされてたのが、枚数を重ねていくうちに本に書いてることも意味がわかってきて、あーそういうことだったか!ってなっていきました。
最近、イラストについても「あーそーいうことだったか!」が多くて楽しいです。