アラスカ航空が、最近のダイバーシティな世相を受けて、ジェンダーニュートラルという取り組みを始めたってニュースをラジオで聞いたんですが、これがとっても素敵だなぁって思ったんです。
言葉のニュアンスから、はじめぼくはキャビンアテンダントのみなさんがユニセックスな制服になるなる取り組みなのかなーって思ったんですね。
スカートじゃなくてパンツスタイルになるみたいな。
でも意図は逆で、男性スタッフもメイクしたりアクセサリーつけたりしてもいいっていう方向の「みんなが着飾って良い」っていうニュートラルだったんです。
なんかこう「平等」を担保するために「みんなで禁止」にして、それを「絆」とかって言葉で包んでラッピングしちゃうのがどこかの国の文化じゃないですか。
そーじゃなくて、みんなで自由になった状態で平等ってのがいいですよね。
別に、タイトスカートとかハイヒールを推奨したいってわけじゃないんですよ。
履きたい人は履けばいい、履きたくない人は履かなければいい、男性でも履きたければ履けば良い。みんながそれぞれの意見を尊重されればいなって思うんです。
だってやっぱ、良いじゃないですか、スッチー。
航空会社で頑張るヒロインの物語を作ろうって気持ちを駆動させる原動力の中には、何%かは制服萌え成分ってあると思うんです。
フェチズムって、人類が文化を持った時からずっと付き合ってきた概念らしいんですね。
単に「強い子孫を残す」っていう生物の本能に則るだけだったら必要ない概念なのだそうです。
マッチョよりメガネが良い、とか。
安産型よりお尻の小さな女の子にこっちを向いて欲しい、とか。
だってなんだか、といえば最近ぷくっとぼいんな女の子の広告が燃え上がってましたが、あれも一つ一つの問題を切り分けて丁寧にこれはいい、これは良くないってしないと、ここ20年くらいコツコツ積み上げてきた我々の市民権が一気に瓦解して「オタクキモい世界」に戻りかねないなーと思ったりしたんですが、あれもやっぱいっときのお祭りみたいなもので、また別の火種を見つけたら皆そっちに行っちゃうから心配しなくて良いですかね?
十把一絡げに、平等のもとに全て禁止されるより、それぞれのフェチズムが尊重されると良いなと思います。
もちろん、紳士的に愛好するのは当然の上で、ですね。