最近ぼんやりと読んでてハッとした本について2冊ほど書いてみようと思います。
1冊目は『40歳から「差がつく」生き方』です。
この本によると、40代まではまだ子どもらしいです。
著者さんが、成功者の集まりなんかに出かけて行くと、60代がまだまだ子ども扱いされ、80代で死んでも「まだ若かったのに」と悼まれるのだそうです。
まぁ確かに、80代の方からすれば60代の方はいつまでも子ども扱いなんでしょうねぇ。
現代社会は学ぶことが多くなったので、40歳までは学び続けていないと50歳で詰んでしまい、その先がなくなり前述の成功者の集まりに顔を出すことのない人生になるのだということだそうです。
では、何を学び続ければ良いのか、って詳細は気になった方が読んでくださればと思うんですが、個人的に気になったことがあったので以下に書いてみようと思います。
今までなんとなくまで学び続けなくてよかった理由として、年功序列の終身雇用について触れられています。
今までの日本企業は「50くらいになったら大して仕事しなくてもたくさん給料あげるから」ってのを餌に、20代30代は低賃金でバリバリ働かせてたというのですが、このモデルって、ぼくが大学卒業のころには無くなったと思ってたんです。
でも、まだ信じられてた節があるのかなー?
それとも、そう言われて20代30代を過ごした人たちが、まだ信じて過ごしてるってことでしょうか。
そう考えると、ぼくらが「この人働かないなー」って思ってる50代の先輩も、彼らからすると「若い頃聞かされてた話と違うじゃないか!」ってことなのかもしれないな、なんて思ったりもします。
「今我慢できたら後でマシュマロ3つあげるね」って言われて我慢したのに、マシュマロ増えなかったようなもんですよね。
「それならせめて窓際で楽だけでもさせてもらう!ITなんて覚えてやるもんか!」みたいに思っても、仕方のないことかもしれません。
だとすると、考え方によったら「日本の成長は天井に達しました。仕事があるだけありがたいと思いなさい。」と言われ、「ロスジェネ(まだそんな名前はなかったけど)」というマインドセットをインストールされて出荷されたぼくらは「それならそれで勝手に楽しく生きさて貰います」って感じで今を生きることができて、今となったらよかったのかもしれませんね。
考え方によったら、ですけど。
2冊の本について語ると言いながら、1冊だけで結構書いてしまったので、もう1冊はまた別の機会にします。
40歳がまだ子どもなら、割引シールが貼られた惣菜と安酒でゴキゲンになった夜中にお絵描き楽しんでても悪くない!?