お絵描きが前より好きになった

ここ何回かのブログで書いてる通り、今年の夏は10日ほど家庭や仕事の一切から断絶されたおかげで自分自身としっかりと向き合い、10数年ぶりに「自分」という人間の輪郭をしっかり見据えることができました。

その甲斐あって、今までより絵を描くのが楽しくなってしまいました。

部屋の本棚にしまいっぱなしの技法書や画集を片っ端から読み直したのもよかったと思います。

ぼくの部屋の本棚には、数年前に棚卸したときに、技法書や画集意外にも、どうしても処分できなかった本が何冊か並んでいて、そういった本もこの機会に読み直したりしました。

そんな中に、この本もありました。

プレイステーションの「ゼノギアス」というぼくがいまだに1番好きなゲームの設定資料集なのですが、どえらい分厚い本でして、どえらい分厚くなるくらい作り込まれた物語のゲームなんですよ。

ぼくは小説のように物語が綴られているゲームが好きだと何度かブログで語ったことがあるのですが「ゼノギアスみたいなゲームにまた出会いたい」という思いをずっと引き摺ってるんだと思うんです。

「ゼノギアスってそんな面白いお話なの?」ってお声が多かったら、また改めてこのゲームのお話についても語らせていただくとして、設定資料集を1ページずつ読みながら「ああこんなお話だった」「この設定に痺れたんだった」といろんな思い出に耽るのはとっても楽しい時間でした。

技法書や画集読んで絵を描く意欲も高まってるところにこんなもの読んだらそりゃ描きたくなりますよね。

描きました。

ゼノギアスの主人公のフェイくんは、キャラクターデザインをされた田中久仁彦さんの「主人公は主人公と分かるような奇抜な髪型であれ」というコンセプト通りのデザインで、当時10代だったぼくには、どうしてもこのアンテナをカッコよく描くことができなかったキャラだったんですが、やっと満足いく感じに描けた気がしています。

ものすごくSFチックな、ギアっていう巨大ロボに乗って戦う物語なのに、主人公が格闘家っていうギャップもいいんですよねぇ。

なんかこーいう、好きなものを好きなように描くのも楽しいですね。

ぼくの絵柄は女の子キャラの方がウケがいいので、このブログを始めてからは(ブログ始める前は就職してからイラストすら描いてなかったのですが)ついついこういうイラストは描かずにいたのですが、これからは好きなものを好きなよーに描くのもいいな思いました。

学生の頃はこーいうのいっぱい描いてましたし、自由にしていい場所では自由に生きようと改めて思ったのでした。

あ、自由にするといっても皆様のご迷惑にはならないようにするつもりですので、生まれ変わった気分のりとを今後ともよろしくお願いいたします。