いま精一杯のフォトバッシュ

今年の8月は例年よりもあっという間でした。

なぜだろう?

いやぁよく思い出せませんね。

まあいいか。

というわけで、月初めは恒例の扉絵を描かせていただいているGAMEHA.COMさんとこにお送りした作品をご覧いただこうと思います。

こちらです。

最近、PCの壁紙に対応しつつ、スマホやタブレットの縦向きの壁紙にも対応できる絵をオーダーいただいてるためどうしても画面の中心に人物が仁王立ちの絵が増えています。

でもせっかくなんで色々と練習させてもらおうと思って、たまにブログでも話題にしてるのが「フォトバッシュ」という背景に写真を利用する技法で、今回もやってみたんですが、いかがでしょうか?

昔旅行で行ったとあるカフェのエントランスと、最近子どもを連れて遊びに行った公園の写真を合成して「夜カフェで彼女と待ち合わせ」みたいなテーマの絵にしてみました。

どうでしょう?

だいぶ「写真感」消せてないですか?

あくまで「シロートが趣味の範囲で遊んでて感じたこと」ってレベルでのお話なのですが、フォトバッシュって、自身の絵の完成度を上げるものじゃないなと思うようになりました。

「時短のためのスキル」って感じがします。

写真をうまく編集加工して絵のように見せるためには、そもそも写真と同じ絵が描ける画力がいるなぁ、と思いました。

どこを活かして、どこを潰してしまうかってところを判断するためには完成のイメージが頭にあって、そのイメージを自分でできちゃうレベルが必要っていうか。

やろうと思えば自分で描ける部分なんだけど、せっかく写真があるからそのまま使っちゃえ。そして生まれた余裕で他のところのクオリティをさらに上げよう!ってスタンスでやるのがいいフォトバッシュなんだろうな〜。

何をやるにもやっぱり必要なのはデッサン力ですね。

同時にアプリを使いこなす知識も必要ですね。

今まで感覚的に使ってたレイヤーのモードやら、ブラシツールについて、色々調べて実践してみました。

やっぱ興味のあることについて勉強するのは楽しいですね。

そーいえば、色に関しても「絵の具で混色する知識と技術がないと、デジタルのカラーサークルからいい色を選ぶことはできない」ってなにかの本で読んだこともあります。

最近のAIが描いてくれる絵も、活かすか殺すかは使うクリエイターの地の画力次第ってことになるかもしれませんね。

そう考えると、プロになるハードルは一段上がったとも言えるのでしょうか。

AIが描けない絵が描ける、もしくはAIの描いた絵をうまく使える絵描きがプロになれる。ぼくら趣味でやってる人間はそんな百花繚乱な作品群をワクワクしながら楽しませて貰えるとぼくは肯定的にみているんですが、中で戦っていこうって方には大変な時代になったのかもしれないですねぇ。

まぁーぼくは、現実世界でサラリーマンとして一生懸命働いてるのでお絵描きはぼくのシャングリラとして収入源にはしないつもりなので、今後も楽しく練習していこうと思っています。