ただの文化の違い

高校まで歴史のテストの点数はひどいものだったのですが、美術の大学に行ったことで美術史が大好きになりました。

日本の美術文化は中国の影響を受けていて、中国の美術文化は、シルクロードを渡ってギリシャからやってきてました。

西洋美術も古代ギリシャを下敷きにしているので通じるところがありますよね。

たいていどこの国も、自分のところの宗教を広めるために美術を使ってますが、ルーツが同じなので似たようなデザイン・設定の神様を表現した作品がいっぱいあって面白かったりして、宗教絡みの紛争は、微々たる差で対立してるように見えてきます。

なのでぼくは、人間関係でも、誰かと対立したときは「あーなんか、この人とは文化が違ったかな」って感じで済ませます。

「りとさんはいつも穏やかですね」って言われる一方で「りとは腹黒そうだ」と噂されたりしています。

最近巷では、美術系大学だけでなく文系の大学も人気がないみたいですが、思想、文化、哲学、芸術って、難しい世の中をフワフワとやり過ごしていくのには結構役に立つと個人的には思ったりしてます。