「なんか漫画読みたいなぁ」と思ったので前から気になってたこちらの漫画を読みました。
主人公の「ダンピア」さんは、人類で初めて世界就航を3度成し遂げ、のちの歴史的に有名な人たちに大きな影響を与えた航海記を書いたっていう実在した人で、その航海記を原作に大河ドラマのように描かれた漫画なんですが、1600年代後半のヨーロッパあたりの歴史がよく分かるとても面白い作品でした。
史実を元にした冒険譚なので、どんなにかっこいいキャラでも死ぬ時はあっさり死ぬのが歴史の冷酷さを感じさせます。
知らないことを知りたくて、でもお金がなくて学校に通えなかったダンピアが、世界を自分の目で見るために乗った船が海賊船で、後に歴史に名を残す功績を残したけれど、やってたことは海賊行為だったってところもなんかこう、人類の歴史の功罪そのもののように感じます。
こないだとある有名アーティストのMVがやんやと問題になったニュースで知ったのですが、最近はコロンブスも侵略者として習うみたいですね。
ぼくは「俺は直角」の主題歌の「意欲に燃えるコロンブス」ってフレーズの印象が強かったので改めないとなーと思いました。
ちなみに、なんで「おいしい冒険」かっていうと、ダンピアは未知の動植物をより知るために、なんでも食べてみるんですね。海賊しながら冒険できるからおいしいっていみではありません。
ちょっとダンジョン飯感があります。
そーやって記録したものがダーウィンに影響を与えてたりするからすごいですよね。
それにしても、受験に関係ない歴史って面白いですよね。
学校でもこういう話をしてくれればいいのに…って以前、学校の世界史の先生に愚痴ったら「本当はそういう話がしたいんだけど、そんな話をしてたら入試に間に合わないんだよ…」と言われたことがありました。
大人の事情が色々ありますね。
ダンピアはこちらで試し読みができるのでよければ!
そしてお絵描きもちょっとずつ進めています。