「涼しくなった」という概念

ここ数日、最高気温が30度を下回るようになり「涼しくなったなぁ、秋が来たなぁ」と感じるようになりました。

…と、ここまで読んでもし違和感を感じたなら、あなたはぼくと同世代か先輩でしょう。

昔からぼくらは25度以上を「夏日」、30度以上は「真夏日」と呼んでたのではなかったでしょうか?

30度を下回るようになっても、まだ夏なのです。

夏は終わらないのです、もはやTUBEです。

なのに30度を下回って「ああ、涼しくなったなあ」と思ってしまうのは、なんというか拉致監禁の被害者が犯人に依存してしまう特殊な心理状態に通ずるものがあるような気がします。

これが人間の環境適応能力なのかもしれません。

40度に近い最高気温の日々を過ごすことで30度が涼しいと感じるようになる。

これはスペースノイドの中からニュータイプと呼ばれる人種が出てくることにも共通するような気がするなぁとか、そんなしょーもないことを考える一方で、これから寝るんだけどエアコンつけるほどでもないけどちょっと蒸し暑い気もするんだよなぁ…と悩んでいるぼくです