いやー四月ですね、忙しいですね?
最近バタバタと過ごしていたんですが、そんな中ラジオで聞いて悶々と考え続けてることがあって、今日はその話をしようと思います。
「令和」が発表されました。
ちょっと下世話なネタ的なものから高尚なものまで、ネットでは賛否両論飛び交ってますねぇ。
今回の元号は、万葉集からの引用なんだそうですね。
日本の古典文学から取った、日本らしい元号なのだそうです。
これまでの元号は「漢籍」からとってたそうですね。
元号の初代は「大化」だそうですね。
「大化の改新」で有名なやつです。
大化の改新て「虫五匹→むしご→645年」って覚えました。
みなさんもそうでした?
1500年前から元号はずっと漢籍から引用してたんですね。
「万葉集から持ってきた」よりむしろ「漢籍から持ってきてた」ってことの方が「伝統」なのでは?と思ってしまいました。
「伝統」とは?
うん、よくわからん。
選択的夫婦別姓
こちらも最近、ニュースでちょっと話題になってますよね。
「選択的夫婦別姓を認めない」と言われた方が裁判で訴えたものの棄却されました。
「選択的夫婦別姓」とは「夫婦は同じ苗字でも違う苗字でもどっちでもいいよ」ということです。
勘違いしやすいのですが「夫婦別姓にすべし」ではありません。
しかしこれを認めると「一般庶民も名字を持って、その名字は夫婦で同じで、多くの場合女性が夫の姓にして家庭に入る」という伝統が壊れるというのです。
聖徳太子の頃からずっと漢籍から取ってた元号はさらりと万葉集からになるけど、明治くらいから始まった結婚の制度は頑なに守るこのダブルスタンダードはなんなのだろう?と思ってしまいました。
外務省の原則西暦表記
新元号が発表になった直後、外務省が「年号を原則西暦表記にする」と言うニュースを見ました。
しかし、これがかなりバッシングされてました。
「新元号フィーバーに湧いてるところに水をさすな」的なトーンが多かったように思います。
外務省は海外との折衝があるから西暦に統一した方が効率がいいんだろうなぁーって思います。
業務の効率化に対して「雰囲気壊すようなこと言うな」と言う図式は、働き方改革とか言われてる現在「お客様のためにみんなで残業しようって言ってるのに定時で帰ろうとするなんて空気読めよ!」に似てるなぁって思いました。
声高にゴミの減量化を叫ぶ一方で、贈り物を何重にもラッピングする日本人らしいな、とも思います。
別に新元号が嫌いとかそういうわけじゃないんです
今日のお話は「令和」が好きとか嫌いとかそう言う話でもないし、選択的夫婦別姓の賛否を語りたい訳でもないんです。
何かを判断するときに「基準がゆらぐとどうしたらいいかわからないなぁ…」ってぼんやり考えたってお話です。
人の世はまこと複雑怪奇ですよね…。