りとブログ

オリジナルイラストと読書感想と雑記が主な成分のブログです

読書

【読書感想】『網内人』このお話、物語の構成がすごい!

今年もまだ折り返しを過ぎたところではありますが、今年の個人的ベスト作にノミネートする小説に出会いました。 陳浩基(ちん・こうき)さん著の小説『網内人』です。 網内人 (文春e-book) 作者:陳 浩基 文藝春秋 Amazon 以下、あらすじ紹介程度のネタバレが…

【読書感想】『待ち遠しい』女に産まれてたらぼくは春子さんだったかもしれない

今日は柴崎友香さん著の小説『待ち遠しい』を読んだ感想を書こうと思います。 あらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気をつけください。 待ち遠しい 作者:柴崎 友香 毎日新聞出版 Amazon アラフォー独身女性が主人公 このお話の主人公である「春子」さ…

【読書感想】『お探し物は図書室まで』あかん…泣いてまう…

小説で久々に泣いてしまいました。 恋人が不治の病で余命幾ばくもなくて感動する系ではなく「良かったねぇ!」って涙が込み上げてくる小説を読んでしまいました。 青山美智子さん著の『お探し物は図書室まで』です。 お探し物は図書室まで 作者:青山美智子 …

【読書感想】『13・67』警察の推理モノが好きな人全員集合なお話

ドキドキハラハラな推理小説を読みました。 香港出身の小説家、陳 浩基さん著の『13・67』です。 13・67 作者:陳 浩基 発売日: 2017/09/30 メディア: 単行本 香港が舞台の物語なんです。 「ロー」さんという香港警察の警視が、とある大企業の社長殺害事…

【読書感想】『MaaS戦記』それはまさに戦記

今日は森田創さん著の『MaaS戦記』という本を読んで思ったことを書こうと思うんですが、この本が面白い構造になっていて、本の内容についての感想というより、この本を読んでの読書体験について書きたいなーと思います。 MaaS戦記 伊豆に未来の街を創る 作者…

【読書感想】『熱源』物語を「消費」すること

皆さん「アイヌ」と言えば何を思い出します? 最近だと「ゴールデンカムイ」がパッと浮かぶかと思いますが、ぼくくらいの世代だとサムライスピリッツのナコルルって方も少なくないのではないでしょうか? そんなアイヌをテーマにした小説を読んだ感想を今日…

【読書感想】『盤上に君はもういない』全員号泣物語にぼくも泣きました

今日は将棋のプロ棋士の話を描いた『盤上に君はもういない』という小説がとても面白かったので感想を書こうと思います。 帯に「全員号泣!」と書いてる通り、ぼくもウルっときました。 あらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気をつけ下さい。 というか…

読書感想『デルタの羊』アニメファンはみんな読んだほうがいい!

すごくワクワクする小説を読みました。 塩田武士さん著の小説『デルタの羊』です。 デルタの羊 作者:塩田 武士 発売日: 2020/10/07 メディア: Kindle版 ぼくがこのブログで読書感想記事を書く際、あまり著者さんのデータとかは記載せず、あくまで「ぼくがど…

【読書感想】『グレート・ギャツビーを追え』一気読みでした。

年末年始にめっちゃ面白いミステリー小説を読んだので感想書きます。 ジョン・グリシャム著の『「グレート・ギャツビー」を追え』です。 「グレート・ギャツビー」を追え (単行本) 作者:ジョン・グリシャム 発売日: 2020/10/07 メディア: 単行本 日本では「…

【読書感想】『アンと愛情』こーいう生き方も、アリだよなぁ。

今日は坂本司さん著の小説『アンと愛情』を読み終えたので感想を書きます。 アンと愛情 和菓子のアン 作者:坂木 司 発売日: 2020/10/21 メディア: Kindle版 いつも通り、あらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気をつけください。 …といいつつ、この小…

【読書感想】『青春のジョーカー』それは確かに切り札だ…!

今日は奥田亜希子さん著の小説『青春のジョーカー』を読み終えた感想を書こうと思います。 青春のジョーカー (集英社文庫) 作者:奥田 亜希子 発売日: 2020/12/18 メディア: 文庫 この小説、10代男子の傷を的確に抉ってきます。 「あーそれわかるー!」「身に…

【読書感想】『明け方の若者たち』ぼくも昔は若者でしたよ

今日は読んでて苦しくなるけど、その苦しさを味わいたいっていうか、その苦しさが刺激でシュワシュワ来るっていうか、そういう炭酸水みたいな小説を読んだので感想を書きます。 カツセマサヒコさん著の小説『明け方の若者たち』です。 明け方の若者たち (幻…

【読書感想】『魚雷人間』一緒にわけのわからない世界に行きませんか?

今日も今日とて面白い本を読んだので紹介させていただきます。 まけもけ (id:make_usagi)さん著の小説『魚雷人間』です。 魚雷人間 作者:まけもけ 発売日: 2020/10/24 メディア: Kindle版 ぼくがこのブログで読書感想を書く時は、あらすじ紹介程度のネタバレ…

【読書感想】『女帝 小池百合子』すごい本を読んでしまった

方々で話題になってて、都民でもないのですが気になったので読んだらすごい本でした。 女帝 小池百合子 (文春e-book) 作者:石井 妙子 発売日: 2020/05/29 メディア: Kindle版 著者さんが4年かけて周辺の人へ聞き込みを行った結果集まった声と、そこから見え…

【読書感想】『カササギ殺人事件』ミステリーの美味しいとこてんこ盛り小説でした

めっちゃエンターテイメントな推理小説を読みました。 アンソニー・ホロヴィッツさん著の小説『カササギ殺人事件』です。 あまりにワクワクしながら読んだのですが、この作品の魅力をお伝えするためには物語中盤、ちょうど下巻の冒頭にあたる部分に明かされ…

りと10歳、こんなに大きくなりました

前回60歳になった時の話をしたばかりだというのに今日はぼくは10歳だったということに気がついたお話をしようと思います。 きっかけは加藤締三さん著の『「大人になりきれない人」の心理』という本を読んだことでした。 「大人になりきれない人」の心理 (PHP…

【創作漫画】99話と『しょぼい生活革命』

今日も週一で更新してるオリジナル漫画の続きをご覧ください! グランピレパ物語99話 この作品は、しぐれアニキ(id:nagatakatsuki) 主催の「PFCS」という「参加者それぞれが国とキャラを創作して互いに交流する企画」に参加させてもらって描いてます。 現在…

【読書感想】『アメリカインディアンの教え』

興味深い本を読んだんですよ。 『アメリカインディアンの教え令和新装版 子どもを伸ばす魔法の11カ条』という本です。 アメリカインディアンの教え令和新装版 子どもを伸ばす魔法の11カ条 作者:加藤 諦三,詩 ドロシー・ロー・ノルト 発売日: 2020/03/18 メデ…

【読書感想】『タイタン』いい仕事してますか?

またしても面白い小説を読んでしまったのでご報告させていただきます。 野崎まどさん著の『タイタン』です。 タイタン 作者:野崎まど 発売日: 2020/04/21 メディア: Kindle版 以下、あらすじ紹介程度のネタバレありで書きますので、よかったらお付き合いくだ…

【読書感想】『愛なき世界』素晴らしいタイトル詐欺

今日は三浦しをんさん著の小説『愛なき世界』を読み終えたので感想を書きます 愛なき世界 作者:三浦しをん 発売日: 2018/10/26 メディア: Kindle版 三浦しをんさんといえば「舟を編む」とか「まほろ駅前多田便利軒」とかで有名な方かなー?と思います。 ぼく…

個人的にはAIとは勝ったり負けたりするより仲良く共存したい

ちょっと前の記事がバズりました。 どこかに載ったのかもしれません。 共感のコメントをたくさんいただいてありがたかったのですが、過去にバズった時に批判も書かれたりした経験もあるのでちょっと冷や冷やするのが正直なところです。 ネットってそういう場…

【読書感想】『流浪の月』思いやりとマウントと正義と暴力

またしても物凄い小説を読んでしまいました。 凪良ゆうさん著の小説『流浪の月』です。 流浪の月 作者:凪良 ゆう 発売日: 2019/08/29 メディア: Kindle版 もうね、余韻がすごくて大変ですよ。 切ない…。 ああ切ない。 それでいて、ぼくらにガンガンに警鐘を…

【読書感想】『傲慢と善良』みなさん自分に何点つけてます?

凄い小説を読んでしまいました。 ぼくがこのブログの読書感想で「凄い」と書く時って「ページをめくる手を止める事ができなくなった」小説に出会った時なんです。 今回読んだのは、辻村深月さん著の『傲慢と善良』です。 傲慢と善良 作者:辻村 深月 発売日: …

【読書感想】『鹿の王 水底の橋』価値観の違いは話し合わなきゃいかんですな

今日は上橋菜穂子さん著の小説『鹿の王 水底の橋』を読み終えたので感想を書きます。 鹿の王 水底の橋 (角川書店単行本) 作者:上橋 菜穂子 発売日: 2019/03/27 メディア: Kindle版 普段小説をあんまり読まない方にでも「精霊の守り人とか獣の奏者の人」とい…

【読書感想】『予言の島』呪いは実在する!?

みなさん「呪い」ってあると思います? …って、「何を唐突に…」と思われたかもしれませんね! でも、今日これから話題にしようと思っている澤村伊智さん著の小説『予言の島』を読み終わると「呪いって…あるよ…。」って思っちゃうんですよ。 予言の島 作者:澤…

地方に住んでて思う「地方創生」の夢と現実【読書感想】

今日は米澤穂信さん著の小説『Iの悲劇』を読んで思ったことを、感想を踏まえながら書いてみようと思います。 あらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気をつけくださいね。 Iの悲劇 作者:穂信, 米澤 発売日: 2019/09/26 メディア: 単行本 タイトルの「I…

「新世界」は楽園なのか幻想なのか【読書感想】

いつか読もうと思ってブックマークしていた、西野亮廣さんの全ページ公開の『新世界』を読みました。 r25.jp 『えんとつ町のプペル』の人って言えば「あー!」って皆さん思われるんじゃないかと思いますが、以後メディアに取り上げられるたび賛否両論、絶賛…

【読書感想】『風神雷神 Juppiter,Aeolus 』ワクワクの歴史ファンタジー

ぼくのブログでたまに登場するオリキャラに「ジュリア」って女の子がいるんですね。 この子がなぜ金髪なのかについて、これまでぼくは、このブログで語ったことがありません。 なので、ぼくがうっかり死んじゃったりしたら、その後ネットでぼくのイラストを…

「買い物」は「レジャー」になってます

前回の記事で「買い物をする時に悩む時間を減らしましょう」的な記事を書きました。 rito.gameha.com これにちょっと補足というか、つまりぼくは「買う方法と時期」は悩むのやめたんですが「買うかどうか」はめっちゃ考えるんですね。 で、やっぱり悩むため…

【読書感想】『その先の道に消える』SMに潜む性(サガと読む)

またすごい小説を読んでしまいました。 中村文則さん著の小説『その道の先に消える』です。 その先の道に消える 作者:中村文則 発売日: 2018/10/05 メディア: 単行本 いつも通り、あらすじ紹介程度のネタバレありで書きますので気をつけて欲しいのですが、今…