すみませんのお裾分け

ぼくは右足より左足の方がちょっと大きいので、靴の試着(あれ?靴って試着で合ってます?試履?)をするとき左足を特に意識します。

たまに店員さんがついてくれた時なんかは、箱から出して「どうぞ」って靴を差し出してくれるんですが、間違いなく右の靴からで「あ、ぼく左足が入るか確認したいんです」っていうと「あ、すみません」って言ってくださるんですね。

それがなんだかすごく申し訳ないんですよね。

「すみませんにすみません」

と思っていました。

以前ブログでも書いたことあるんですが、なんでも「すみません」で済ますのって「すみません」に失礼な気がして避けてたのですが、ある時「すみませんのお裾分け」って考え方を本で読んで、「なるほどな」って思ったんです。

で、「なるほどな」って思ったことはなんでも試してみる性分なので、ここのところ何事にもすぐ「すみません」って言ってみてたんです。

確かに使いやすいんですよね。

すごく汎用性が高い。

マヨネーズみたいだなって思いました。

何とでも合うので。

でもやっぱり、すみませんでは済まないこともすみませんで済ませているような気がして、それはすみませんでは済ませられないなって思ってきて、やっぱり「ありがとうございます」とか「失礼します」とか相応しい言葉をちゃんと選ぼうと思った今日この頃です。