これが仁義

仕事でちょっと興味深い体験をしたので日記的な内容を書こうと思います。

…て、ぼくのブログはほぼ日記でした。

まあいいか。

仕事でたまに顔を合わせるとある人、仮にダニエルさんとしますが、そのダニエルさんは別のとある人、こちらは仮にリチャードさんとしときますね、に対してあまりいい印象を持ってないようなのです。

「リチャードは失礼なヤツなので自分は一緒に仕事をしたくないし、りとさんも一緒にしない方がいいですよ。」とダニエルさんから忠告を受けたんですね。

ところが、ぼくはリチャードさんのことを失礼なやつだと思ってないし、リチャードさんと関わって何か被害を被ってもいないのです。

その旨をやんわりと伝えたところ、ダニエルさんは「あいつは仕事に関して通すべき筋を通してない」というのです。

あーこれが仁義かぁー。

って思いました。

ぼくはおそらく客観的に見ると、大人の常識のやや欠けた人間なんですよね。

仁義というのも、まぁ通しておいた方がいいのはわかるんですが、面倒に感じることもあって、無礼講で済む相手であればそれでもいいんじゃないか?と思ってしまうのです。

なのでぼくも、きっとどこかで誰かに失礼なことをしているだろうと思っています。

そして、そのことに自分は気づいていないだろうとも思うんです。

また、ぼくは普段から「仕事の付き合いはお金のための付き合いなのだ」とすっぱり線を引いているため、仕事で関わる人に対して感情的に「嫌いだ」と思うことがありません。

「職場に嫌いな人がいない」と言うと、まるで仏様みたいに思われるんですが、ぼくにとって仕事で関わる「好きな人」の対義語は「どうでもいい人」なので、リチャードさんも、確かに一般的には失礼なんだろうけど「ダニエルさんは失礼なやつだと感じてるんだなー」という感想で終わりで、共感できずにいたのでした。

ぼくはたとえ「好きな人」カテゴリーにいる独身後輩に恋人ができて本人が嬉しそうにしてても、「よかったなー」とは思うものの心から祝福してるか?と言われたらそんなことないですし、そもそも恋人ができたことを知るのも1番最後です。

そんなぼくですが、職場で村八分に会う事なくやっていけています。

このブログで書いてるようなサブカル的な趣味は隠しているのですが、休日に絵を描いて展覧会に応募したりしてるのは公言しているため、少々の奇行は「やっぱ芸術家は違うなー」で済まされているように感じます。

若い頃は自分が世間からずれてることに四苦八苦してた時期もありましたが、ある時「これはむしろ利点なのでは?」と気が付いてからは開き直って積極的にアピールするようにしています。

自然体でいるのは息がしやすいです。

あ、

なんか、ここまで読み返してみるとぼく、血も涙もない自己中人間みたいですね!?