ハッピーエンドは新たな戦いの始まり

ぼくが寝る前に30分くらいゲームをして現実逃避をしていることは、このブログの読者の皆様はよくご存知の通りです。

そして、遊んでいるゲームは小説のように物語を追ってくものばかりで、いくら世間で評価されててもストーリーがないものはぼくには向かないみたいなのですが、昨年の秋くらいから遊んでいたとあるゲームをクリアしまして、最初は敵同士だった主人公とヒロインが利害の一致から行動を共にし、互いを理解し合い惹かれ合い、共に倒すべき真の敵なんかも登場してこれを退け、仲間たちに祝福されて2人は結婚したのでした、めでたしめでたしって物語で、心から「ああ、いい話だったなぁ」とエンドロールを眺めながら余韻に浸ったのでした。

ゲームは膨大な時間を食うのがデメリットですが、それだけの時間、ひとつの物語の世界に浸ることができて、だからこそ「このお話好きだなぁ」と思ったゲームをクリアした時の感動と余韻は、他のコンテンツではなかなか味わえないものだなーと思ったりもします。

そして、テレビとゲームの電源を切り、子どもの荷物が散乱したリビングから、部屋干しされた洗濯物が吊るされた寝室に向かいながら「あの2人には、これから新たな戦いの日々が待ってるんだよなぁ…」なんてことを、結婚15年3児の父は考えながら眠るのでした。