お気に入りのカフェがなくなっていく

これも何度かブログで書いたことがあるんですが、20代の頃に世の中でなんだかカフェブームがおこってて、波に乗ってぼくも地域のカフェをあちこち彷徨ってたおかげで「デートで使えるカフェはりとに聞け」って職場の同僚や後輩に言われる時期がありました。

あ、一応補足しときますとぼくは地方在住なのでそもそもカフェが首都圏のように大量にあるわけでなく、休日のたびにどこかに出かけていってたら1年とか2年でだいたいマップができてしまうというような、そういうことです。

そしてぼくが興味があったのは内装とか家具とか置いてる本とか、そーいうところで美味しいかどうかは二の次みたいな、まー美味しければなおよしマップでした。

結婚して長男が産まれてからも「子ども椅子置いてるとこはウェルカムってことだろう」と解釈してカフェ巡りはしてたんですが、子ども椅子があるかどうかわからない新しいカフェに入るのはちょっと憚られ、次に生まれた長女はちょっとでも気に入らないことがあると烈火の如く泣き叫ぶ性格になってしまって、食事中にたびたび店の外に連れてかなければならず、雰囲気を楽しむどころではなくなってしまって、外食自体あまり行かなくなってしまいました。

あれから数年、小学校の高学年になった娘は相変わらず少しでも気に入らないことがあるとすぐ怒って泣くのですが、声を殺して泣くことをおぼえてくれたため、依然収まらないコロナ禍でなかなか旅行もままならないので「せめて美味しいものを食べよう」という奥さんの意向もあり最近また外に食べに行くことを再開したりしています。

スポ少が忙しすぎて自炊する余裕がないってのもありますけどね。シルバーウィークもスポ少とサービス出勤と台風以外の記憶がありませんよ、あはは。

「飲食店は5年もてばいい方」って何かの本で読んだことがあるんですけど、こうやって間が空いてしまうと、20代の頃お気に入りだったお店が次々と閉店している事実に気が付きます。

友人と夢を語ったカフェとか

ぼくの就職内定が決まった時に当時彼女だった奥さんとお祝いしたカフェとか

長男が保育園に行き出して生活のリズムがまだできずに夜中にヘロヘロになりながら晩御飯を食べに行ったカフェとか

あー知らない間になくなっちゃってたんだなー

ぼくは知識や経験が増えてくので基本的に歳を重ねていくことに肯定的なんですが、そうか、お気に入りだったカフェがなくなっていくって経験も積んでいくんだなーって改めて思っちゃいました。

子どもがスポ少を卒業して、各々勝手に土日を過ごすようになったら、またぼくはカフェ巡りを再開したいなーというのが、今のぼくの将来の夢のひとつです。