今週のお題「人生変わった瞬間」
なんか5年くらい前に書いた記憶があるお話なのですが、先日の高校時代の話にもつなげて上記のはてなさんのお題で今日は記事を書いてみようと思います。
ぼくは高校2年のある時期に、突然「あ、学校の勉強ってそーいうことか」ってのがストンと腑に落ちたことがあって、以後成績がトップクラスになりました。
といっても前回も書いた通りぼくの通ってたのはスラム高校なのでその中での話なのですが、ぼくが思った「そーいうことか」ってのは当時はうまく言葉にできなかったんですが、今説明するなら「チケットを手に入れるために支払う対価」といえそうです。
当時行きたい大学があって、その大学に行くためにはスラム高校内でトップクラスの成績をとってればよくて、あとの努力はデッサンに全振りすればいいなって見通しが立ったんです。
手に入れたいもののために、どれくらいの労力を支払えばいいかってのはその後もぼくにとっては大事な物差しになっていて、何かを得たい時はその都度その時手に入れたいものについてどれくらい支払えばいいかをあらかじめ勘定をするようにしてきました。
当然、視野の狭い一個人がやってる勘定なので誤差や見込み違いもあって、なのでこまめに軌道修正っていうか、小さく目標とそのためにやることをアップデートするのですが、これがぼくには性に合ってるなーと思います。
これは、毎年正月頃にブログに書いて翌年には忘れてる「今年の目標を立てるのが苦手です」みたいな話とリンクしていて、期間を区切って目標を立てるのは肌に合いません。
今週どこまで行けるかわからないのに、思ってた以上に行けるかもしれないのに、来週の目標を今週決めてしまうのはなんか勿体無いと思ってしまうのです。
先日ラジオですごく面白いお話を聞いたんですよ。
ぼくはスポーツの祭典に全く興味がないので、今やってるワールドカップも見てないのですが、今のボールってセンサーが埋め込まれていて、どっちのチームがどれくらいの時間ボールをキープしてるのかが正確に把握できるようになってるらしいですね。
先日の日本がドイツに勝った試合も、日本は全体の3割くらいの時間しかボールに触れてなかったそうなのです。
それでも勝てたのは何が理由だったのか?みたいなそんな話ができるわけで、それってこうやって日々デジタル機器でブログ書いたりお絵描きしたりするガジェット好きにはちょっと気になる話題だったりします。
電子書籍って、集めようと思ったらユーザーがどのページを繰り返し読んでるかとか、それぞれのページでどんな操作をしたか(どの画像を拡大して見たか)のログが取れるらしいんですよね。
参考書をどういうふうに利用する人が検定に合格しやすいか?なんてのもわかるわけで、そんな話にも通じる話だなーって思えて、ゆっくりできる時間があるなら絵を描いたり本を読んだりしたいので、相変わらず長時間テレビの前にいないといけない試合自体は見ないかもしれませんが、試合結果には興味が持てるようになるかもしれないなって思ったりしました。
こうやって今まで興味なかったことにもふいに興味が持てたりするのも、大きな目標を持たないからこそやりやすい気がしているんです。
いや、できる人はできるのかもしれません。
ただ単に、ぼくが不器用なだけなのかもしれません。
一年の目標は立てられないくせに一日の予定ははっきりしてないとモヤモヤしますしね。