公開当時、激論を呼んでいたドラクエ5の映画がNetflixにあったので見ました。
以下、ネタバレはしませんが感想は書きます。
ちょっと前の映画ですが、全ての情報を遮断されてる方はお気をつけ下さい。
公開当初「どうやらラストが賛否両論になってるらしいな」「むしろ批判の方が多そうだな」とネットの記事を読んでて思いました。
そして「あーこれかー」と思いました。
しかしぼくは、その演出に不覚にも感動して泣いてしまいました。
ドラクエの、プレイしている間は主人公になりきってしまう没入感と、ドラクエに限らずRPGのクリア後の達成感と寂しさをものすごく刺激されました。
スーパーファミコンのドラクエ5が発売された年、ぼくは小学校の6年生でした。
当時、ファイナルファンタジー5と発売時期が重なっていたんですよね(1ヶ月違いくらいだったと記憶してます。どうでしたっけ?)(自分で調べる気がない)。
当時のゲーム雑誌は競うようにこの2タイトルのことを取り上げていて、ドラクエ派vsFF派って対立も最高潮だったように記憶しています。ぼくはマル勝スーパーファミコンが好きでした。
といってもネットなんてなかったので、周辺のゲーム好き少年少女たちがワイワイ盛り上がっているという、なんとも牧歌的なものでした。
ぼくは当時FF派だったので「クリスマスプレゼント」というカードを使ってFF5を手に入れたものの「ドラクエ4コマ漫画劇場」の新刊が出るたび買ってるくらいにドラクエも好きだったので、ドラクエ5もクリアした友達に借りてプレイしたのですが、壮大な大河ドラマに感動したのを覚えています。
そんな少年時代の記憶が一丸となってぼくの心の琴線を激しく刺激してきました。
ビアンカ・フローラ問題も、こんなに後腐れのない演出があったとは!とぼくは思ってしまいました。
ぼくら世代をピンポイントで狙い撃ちしてくる、恐ろしく尖ったストーリーで、あまりの尖りすぎに刺さらない人にはまったく刺さらないだろうなーっていうような、そんな感想を抱いたのでした。